東京急行電鉄は、1948(昭23)年6月1日、東京急行電鉄、小田急電鉄、京浜急行電鉄、東横百貨店、そして京王帝都電鉄の5社に分割されました。
設立当時、京王は資本金5,000万円、従業員1,944人で、分割された他の鉄道会社に比較して最も規模が小さい会社でした。
1956(昭31)年「神武景気」を迎え、わが国産業界は活発な設備投資がみられました。当社においても1950年代後半は、巨額投資に伴う金利負担に悩みながらも、鉄道・バスを補完する目的で、観光資源と住宅地を積極的に開発し、経営基盤の強化を図りました。