竣工直前の新本社ビル
1986(昭61)年以降、好景気を背景に京王グループの企業体質強化、特に財務体質の強化に取り組みました。
まず、グループの凝集力を高めることを目的に、1987年1月に、グループ会社の役員に定年制を施行し若返りを図ったほか、同年7月には当社においても役員定年制に踏み切りました。次に、グループ会社間で同種の事業に複数の企業が参入・競合するといった無駄をなくすため業種の再編を実施しました。
また、財務体質の改善対策で最大の懸案事項となっていた、固定資産の償却方式の変更(定額法から定率法に)を、1987〜90年にかけて実施し、将来の負担を軽減させました。さらに、1985年には、金利の安い海外からの資金調達を目的に、当社初の外債を発行しました。
なお、1988年3月に、聖蹟桜ヶ丘に新本社ビルが竣工し、新宿3丁目から移転しています。