本文へジャンプメニューへジャンプ

トップメッセージ

「信頼のトップブランド」を目指し
「京王グループ中期5カ年経営計画」に掲げた
重点施策を着実に遂行してまいります。京王電鉄株式会社 代表取締役社長 永田正

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 はじめに、東日本大震災により被災された皆様に、心からお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。また、夏期の電力使用制限では、政府の要請に加え、自主的な節電対策を進めてまいりましたが、株主様をはじめご利用のお客様にはご協力を賜りましたことにお礼申し上げるとともに、ご不便をお掛けいたしましたことを、お詫び申し上げます。

ローコストオペレーションの徹底などにより連結四半期純利益は90億円を計上

 当上半期は、東日本大震災以降の首都圏の電力需給ひっ迫にともなう節電対策による事業への制約をはじめ、消費者心理の冷え込みによる出控え、買い控えや、原子力発電所事故の影響による訪日外国人の減少など、厳しい状況を想定しておりました。
 そのような中、京王グループでは、鉄道事業における「輸送の確保」をはじめ、お客様から必要とされるサービスをできる限り迅速かつ継続的に提供できるように尽力してまいりました。また、グループをあげて設備投資の見直しやローコストオペレーションの徹底に取り組むなど、できる限りの対策を実施してまいりました。
 4月以降グループ各社の売上も徐々に回復し、対策にも取り組んだ結果、当第2四半期連結累計期間の純利益は90億円となり、4月に公表した業績予想を大幅に上回ることができました。
 なお、当期の中間配当金につきましては、1株につき3円といたしました。中間配当金を含む年間配当金につきましては、連結配当性向30%以上を目標として、引き続き利益の確保に努めてまいります。

「さらなる安全性の向上」と「沿線の活性化」に継続して取り組みます

 東日本大震災が事業活動にあたえる影響に改善の兆しは見られるものの、世界経済の先行き不透明感があり、この先も予断を許さない状況が続くものと考えております。このような状況においても、京王グループは「京王グループ中期5カ年経営計画」の重点施策の実現に向けて努力してまいります。
 鉄道事業においては、公共輸送機関として欠かすことのできない「さらなる安全性の向上」を最重要課題とし各種の施策を推進してまいります。また、沿線拠点開発をはじめとした「沿線の活性化」への取り組みでは、高齢者住宅事業に進出するなど、将来にわたって当社沿線が活力を維持していくための諸施策を展開してまいります。
 さらに、ローコスト経営の徹底などにより「コスト構造の転換」と「財務体質の強化」を実現し、今後も着実な利益確保を目指してまいります。

 企業としての社会的責任を果たすとともに、京王グループの経営理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指して、グループ一丸となって取り組んでまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2011年11月

トップメッセージ バックナンバー

▲ページトップへ

京王ナビへ

Copyright(C) Keio Corporation All rights reserved.