京王グループは、「京王グループ理念」に「環境にやさしく」と掲げ、環境にやさしい企業を目指し、さまざまな環境活動を行っています。環境保全への取り組みはグループ共通の課題であるとの認識から、2004(平16)年に「京王グループ環境基本方針」を制定しました。
京王グループ環境基本方針
私たちは、「環境にやさしく」というグループ理念に基づき、環境問題を地球規模で考え、持続的発展が可能な社会の実現を目指して、環境保全に配慮した事業活動を行います。
2004年12月9日制定
当社では、環境に優しい交通機関を目指し、さまざまな取り組みを行っています。
電車が走行する際に必要な電力を効率よく利用するために、回生ブレーキやVVVFインバータ制御装置を装備した車両を導入しています。

VVVFインバータ制御装置とは、電車の加速力や速度などに応じて電圧や周波数を変化させながらモーターを効率よく動かす装置で、この装置を搭載した車両は、従来の回生ブレーキ搭載車両に比べ、消費電力をさらに約30%削減できます。当社では1992(平4)年に初のVVVF車両として京王線8000系車両を導入して以降、順次、井の頭線1000系や京王線9000系車両の導入を進めてきました。また、既存の京王線7000系車両についてもVVVFインバータ制御装置への改造を進めています。

回生ブレーキとは、電車がブレーキをかけた際にモーターを発電機として作動させ、発生した電力を架線に戻すことで他の電車が使えるようにする装置です。当社では1999(平11)年に京王線・井の頭線全車両への装備を完了しています。

2001(平13)年から、明大前駅、若葉台駅、高幡不動車両基地の3施設で太陽光発電システムを導入し、駅の照明や自動券売機などの業務用電力の一部として活用しています。
永福町駅では、2010(平22)年に通路の屋根に自然光を採り込むことができる透過式の太陽光パネルを設置し、駅ビルの電力として利用しています。

ホームやコンコースの屋根に自然採光の工夫を行うことで、照明の消灯に努めています。

高効率で消費電力を大幅に抑えた蛍光灯と導光板を用いた内照式の案内看板を順次導入しています。
照度センサーやタイマーによる照明の自動制御や、人感センサーによりお客様が近づくと電源を入切する自動券売機、自動運転するエスカレーターなどの設置を進めています。

駅のトイレには、従来に比べ約80%の節水効果のある小便器を順次導入しています。

永福町駅では、旧地下道を雨水貯留槽として再利用し、建物に降った雨水を集めて、駅トイレの洗浄水の一部に利用しています。

若葉台工場では、車両や部品の洗浄等に用いる水の使用量を削減するため、「処理水再利用装置」を導入しています。この装置で、使用済みの水の汚れを取り除き、洗浄水などに再利用しています。現在、洗浄に用いる水の約40%はこの装置により処理されたものです。
2000(平12)年には、当社のリサイクル活動への取り組みが評価され、「平成12年度リサイクル推進功労者等表彰」(リサイクル推進協議会実施)において、運輸大臣賞を受賞しました。

1999(平11)年から、各駅で回収された使用済みきっぷをリサイクルし、全駅のトイレットペーパーとして使用しています。

2000(平12)年から、日本で初めて、使用済み定期券を再利用した「エコベンチ」を設置しています。また、現在導入しているユニバーサルデザインを取り入れたベンチやホーム待合室内のベンチにもパスネットカードをリサイクルしています。

2002(平14)年から、駅売店などで回収された飲料用ペットボトルをリサイクルし、全駅の案内板として使用しています。
車輪の振動を自動的に検出するセンサーを京王線・井の頭線に各1ヵ所設置し、騒音・振動を早期に発見・改善しています。
また、レールを溶接して継目箇所を少なくしているほか、鉄橋に防音材などを使用することで、騒音・振動の低減に努めています。

1991(平3)年から、線路脇の雑草には除草剤を使わず、人の手による草刈りをしています。また、降雨による法面の崩壊を防ぐとともに、お客様に沿線風景を楽しんでいただくことを目的として、井の頭線を中心に線路脇にアジサイ・ツツジ・サザンカなどを植栽し、緑化を進めています。この取り組みは、2001(平13)年に「第7回杉並『まち』デザイン賞」を受賞しました。