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京王電鉄50年史

第2部 京王圏の拡大と圏外への進出(1969〜1986)

第3章 開発事業部門の拡充

1 不動産事業の新たな展開

 不動産事業は、様々な要因からそれまでの大規模な宅地開発の用地取得は困難になっていました。また当社の保有する土地にも限りがあり、有効活用を図るため、宅地造成・マンション分譲に加え、建物・施設を賃貸し収入を得る賃貸業にも力を入れるようになっていきました。

平山住宅地

平山住宅地

 まず、桜ヶ丘・めじろ台に続く第三の大型分譲地として1968(昭43)年に京王平山住宅地の造成に着手し、73年6月に第1期分譲を開始しました。

 続いて、1971年に相模原市に淵野辺マンションを建設し、当社のマンション分譲事業が始まりました。その後、めじろ台駅前・北野駅前等にマンションを分譲し、いずれも好評のうちに完売しました。

 1972年には、伊豆熱川に初のリゾートマンションである熱川マンションを建設、75年に分譲を開始しました。

 一方、土地分譲は地方が中心となり、1973年に開発した京王新潟南住宅地の販売を76年から開始したほか、長崎市で京王三景台団地の開発を行い、81年から分譲を開始しました。

 これらに並行して、高架下を中心に社有地の有効活用も開始しました。1969年に聖蹟桜ヶ丘駅高架下に商店街をオープンさせたのに続き、八幡山・高井戸・高尾・京王多摩センター・笹塚と続々と開業しました。1971年には、京王初台ビルが初台の駅ビルとして竣工したほか、76年には高幡不動駅前に、京王高幡ビルをオープンさせました。


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