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京王電鉄50年史

第3部  企業体質の抜本的改善とグループの再編成(1986〜1998)

第4章 社有地の有効活用

2 平成の大型プロジェクト

 1994(平6)年9月、八王子市内に2つの大きなビルが相次いで竣工しました。

1994(平6)年9月にオープンした京王プラザホテル八王子

1994(平6)年9月にオープンした京王プラザホテル八王子

 ひとつは、京王プラザホテル八王子で、JR八王子駅前にあったバス八王子営業所跡地に建設されました。当時、人口47万人の業務核都市であるにもかかわらず、八王子市内にはこれにふさわしい都市ホテルがないなどの理由からホテルを建設することになりました。

 もうひとつは、京王八王子駅ビルで、地下化された京王八王子駅の上に建てられました。駅の機能性・利便性の向上を図り、また駅直上という立地を活かすため、商業施設として建設することになり、カジュアル衣料・生活雑貨・大型書店・レストランなどで構成された新業態の専門大店としてオープンしました。

 一方、府中においては、1996年3月に駅ビルと東モールからなる京王府中ショッピングセンターがオープン、京王アートマン・京王ストア・啓文堂書店などが出店しています。

 同じ1996年3月に、京王プラザホテル多摩に西館がオープンしました。それまでは、客室・レストラン主体に営業していましたが、近隣への事務所の進出・結婚適齢層の増加により、結婚式場や宴会場を要望する声が多くなったのを受けてオープンしたものです。

 都区内においては、同じ1996年8月、初台に東京オペラシティビルの主要部分である東京オペラシティタワーがオープンしました。これは、当社観光バスセンター跡地利用について検討し、民間地権者9社が共同でビルを建設することになり、建設に着手したものです。翌1997年9月にはコンサートホールが完成し、京王沿線にも世界に誇れる芸術の殿堂がオープンしました。

 また、渋谷については、当社・東急・営団の3社共同プロジェクトとして、駅直上部分の商業関連施設の建設に着手、完成は2000年春を予定しています。

 ところで、高尾線の南側地区は、同線開業当時から当社も土地を取得していましたが、1985年に八王子ニュータウンとして都市計画決定を受け、88年に南八王子土地区画整理事業が認可され、造成・開発が進められました。そして1996年10月以降、当社が換地を受けた分は、「八王子みなみ野シティ 京王四季の街」という愛称で分譲を実施しています。


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