本文へジャンプメニューへジャンプ

トップメッセージ

お客様や地域社会からの「信頼」の確立とグループ価値の向上を目指します 京王電鉄株式会社 代表取締役会長 三枝 正幸 代表取締役社長 加藤 奐

連結当期純利益は過去最高の147億円を計上 1株あたりの年間配当金は6円に

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 当期の京王グループは、厳しい経済情勢のもと、京王電鉄を中心に着実かつ効率的な事業活動を展開し、引続き収益力の維持向上に努めてまいりました。この結果、連結当期純利益は147億円、京王電鉄における当期純利益は98億円となりました。
 当期の利益配当金につきましては、株主の皆様の日頃からのご支援にお応えするため、1株につき2円50銭の普通配当に加え、当期の業績等を勘案いたしまして、特別配当を前期に比べ50銭増額して1円とし、あわせて3円50銭(中間配当金を含め年6円配当)といたしました。なお、次期以降につきましても、中間配当を含む年間配当金を6円とすべく、安定的な利益の確保に努めるとともに、この配当水準を維持できるよう努力する所存でございます。

「京王グループ理念」を制定 価値観の共有化を図りグループ総合力の強化に取り組みます

 グループの企業価値向上を目指すため、株主の皆様、お客様、取引先、社員などに対し、価値観や方向性の共有化を図るため、グループの存在意義を明文化した「京王グループ理念」を、本年1月1日に制定いたしました。この理念制定を新たなステップとし、今後とも京王ブランドのより一層の浸透を図り、信頼される健全な企業活動を展開することで、グループ総合力の強化に取り組んでまいります。
  京王グループではこれまでも、経営体質のさらなる強化策として、京王電鉄から自動車事業を分社化し、京王電鉄バスを設立するなど、事業ごとに利益を上げられるよう体質改善策を実施しています。そして、今回2003年度から始まる連結中期経営計画では、将来への布石として、グループ競争力の強化、グループ総合力の発揮、グループ経営体制の整備を重点施策としています。

▲ページトップへ

鉄道事業に続く生活関連事業を育成し、京王グループの一層の成長を目指す

 京王グループのさらなる成長を図るために、事業ごとに利益を出せる体質への変革をさらに進め、事業の採算性を吟味しながら、連結売上高を増加させることができる事業に重点をおくとともに、鉄道事業に続く生活関連事業を育成し、京王グループの一層の成長を目指してまいります。
 鉄道事業はお客様から信頼される事業として、運行の安全性はもちろんのこと、沿線価値の向上に取り組みながら、他社線との競争力強化や、積極的な旅客誘致ならびに業務の効率化を実施し、収益性の向上を図ってまいります。また、キャッシュフローを今後成長が見込まれる事業に重点的に投資するほか、引続き優良賃貸資産の取得・開発の検討を進めるとともに、沿線社有地の有効活用を図ることで、資産効率の向上を図ってまいります。
 今後も、連結経営の強化を図りながら、人と環境にやさしい質の高い商品・サービスを提供し、企業倫理の向上と法令遵守に対しても積極的に取り組み、お客様や地域社会からの「信頼」の確立と京王グループの価値向上に努めてまいります。


 なお、2003年6月27日開催の第82期定時株主総会後に行われた取締役会において、三枝正幸が取締役会長に、加藤奐が取締役社長にそれぞれ選任され就任いたしました。今後も新体制のもとで、さらなる経営基盤の強化・拡充に努め、厳しい経営環境に対処していくとともに、京王グループの発展に力を傾注していく所存であります。
 これからも皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2003年6月

トップメッセージ バックナンバー

▲ページトップへ

京王ナビへ

Copyright(C) Keio Corporation All rights reserved.