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「信頼のトップブランド」の確立とグループ価値の向上を目指します 京王電鉄株式会社 取締役社長 加藤 奐

連結当期純利益は153億円を計上 1株あたりの年間配当金は6円に

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 当期の京王グループは、厳しい経済情勢のもと、京王電鉄を中心に着実かつ効率的な事業活動を展開し、引続き収益力の維持向上に努めてまいりました。この結果、連結当期純利益は153億円、京王電鉄における当期純利益は105億円となりました。
 当期の利益配当金につきましては、1株につき3円(中間配当金を含め年間6円)といたしました。なお、次期以降につきましても、安定的な利益の確保に努めるとともに、この配当水準を維持できるよう努力する所存でございます。

「京王グループ理念」に基づき、持続的に成長できるグループ作りを目指します

 京王グループでは、グループとしての存在意義を明文化した「京王グループ理念」を制定しており、それを具現化するため、当期を初年度とする「連結中期経営計画」を策定しております。
 「連結中期経営計画」では、連結事業の採算性を吟味しながら、将来の布石として連結営業収益を増加させることができる事業に重点を置き、鉄道事業に続く生活関連事業を育成していくとともに、連結ROAおよび連結ROEなどの効率性を測る指標を重視し、将来にわたって持続的に成長できるグループ作りを目指してまいります。
 鉄道事業では、「信頼」の絶対条件である安全性を引続き高めるとともに、バリアフリー化をはじめとした駅改良工事に取り組むなどお客様サービスの向上に努めてまいります。また、付帯事業では、資産効率の向上を目指すため、優良賃貸資産の開発・取得や沿線社有地の有効活用を引続き進めているほか、新しいスタイルのスーパーマーケット「キッチンコート」の店舗展開や、宿泊特化型ホテル「京王プレッソイン」の10店舗体制など、生活関連事業の育成に取り組んでまいります。さらに、グループ競争力の強化を図るため、「京王パスポートカード」の会員100万人体制の確立を目指し、「京王グループ共通ポイントサービス」によるグループのシナジー効果を発揮できるような仕組みづくりを行ってまいります。

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「信頼のトップブランド」の実現に向けコーポレート・ガバナンスの充実・強化を図ります

 京王グループでは、「京王グループ理念」に基づき、すべてのステークホルダーからの信頼を確保しグループ価値向上を図るため、コーポレート・ガバナンスの充実・強化を重要な課題と認識しております。
 具体的には、本年4月に重要財産委員会を設置し、取締役会の決議機能の一部を委任することで、迅速な意思決定による機動的な業務執行を行うとともに、同委員会および常務会決定事項について取締役会への報告を義務づけ、取締役会の監督機能の強化を図りました。また、常勤取締役および主要なグループ会社の社長をメンバーとする「グループ経営協議会」において、グループ全体の経営課題にかかわる協議を行っております。
 また、コンプライアンス体制の確立に向け、指針となる「京王グループ行動規範」を制定したほか、「コンプライアンス委員会」を設置し、グループ内の専用相談窓口である「京王ヘルプライン」を開設いたしました。


 今後も、法令を遵守し、健全・公正な企業活動を行うことにより企業価値を高めるとともに、お客様の幸せな生活に役立つ商品・サービスを提供していくことを通じて、地域社会に貢献していく所存であります。
 皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2004年6月

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