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トップメッセージ

企業の社会的責任を果たして「信頼のトップブランド」の確立とグループ価値の向上を目指します。 京王電鉄株式会社 取締役社長 加藤 奐

連結中間純利益は102億円を計上 1株あたりの中間配当金は3円に

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 当上半期の京王グループは、緩やかな景気回復基調のもと、京王電鉄を中心に着実かつ効率的な事業活動を展開し、引続き収益力の維持向上に努めてまいりました。この結果、連結中間純利益は102億円、京王電鉄における中間純利益は78億円となりました。
 当期の中間配当金につきましては、去る11月25日の取締役会において、1株につき3円と決定いたしました。今後も、引続き中間配当金を含む年間配当金を6円とすべく、安定的な利益の確保に努め、この配当水準を維持できるよう努力する所存でございます。

「連結中期経営計画」の達成と持続的に成長できるグループ作りを目指します

 京王グループは、2003年度を初年度とする「連結中期経営計画」に沿って、事業の採算性を吟味しながら、連結営業収益を増加させることができる事業に重点を置き、将来にわたって持続的に成長できるグループ作りを目指しております。
 今年度では、沿線のお客様の生活利便性向上を図るため、近隣型ショッピングセンター「キッチンコート西調布」や複合商業施設「京王高幡ショッピングセンター」の開業など、流通業の積極的な展開を進めているほか、宿泊特化型ホテル「京王プレッソイン池袋」、「京王プレッソイン五反田」も相次いで開業、引続き事業規模の拡大に取り組んでおります。
 今後もグループ総合力を発揮して、計画の最終年度である2006年3月期の目標達成に向けて取り組んでまいります。

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コーポレート・ガバナンスの強化と環境経営への仕組み作りを進め企業の社会的責任を果たします

 京王グループでは、グループ価値向上を図るため、コーポレート・ガバナンスの充実・強化を重要な課題と認識しております。具体的には、重要財産委員会を設置し機動的な業務執行を行うとともに、同委員会および常務会決定事項について取締役会への報告を義務づけ、取締役会の監督機能の強化を図りました。
 また、グループレベルでの法令遵守を徹底するため「京王グループコンプライアンスブック」を作成し、「京王グループ行動規範」の周知を図るなど、コンプライアンス体制の確立に努めました。
 さらに、新たに環境リサイクル事業への進出をはじめ、環境活動を推進する専門部署の設置など、環境経営を強化する仕組み作りを進めております。


 引続き、地域社会の一員として、法令を遵守し、企業の社会的責任を果たしていくことで、京王ブランドのより一層の浸透とブランド力のアップを図り、信頼される健全な企業活動を展開してまいります。
 皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。


2004年12月

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