本文へジャンプメニューへジャンプ

トップメッセージ

連結利益計画の達成と「信頼のトップブランド」の確立を目指します 京王電鉄株式会社 取締役社長 加藤 奐

連結当期純利益は187億円を計上 1株あたりの年間配当金は6円に

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 当期の京王グループは、緩やかな景気回復をつづける経済情勢のもと、京王電鉄を中心に着実かつ効率的な事業活動を展開し、引続き収益力の維持向上に努めてまいりました。この結果、連結当期純利益は187億円、京王電鉄における当期純利益は138億円となりました。
 当期の利益配当金につきましては、1株につき3円(中間配当金を含め年間6円)といたしました。なお、次期以降につきましても、安定的な利益の確保に努めるとともに、この配当水準を維持できるよう努力する所存でございます。
 また、株主の皆様からのご支援にお応えするため、本年9月30日現在の株主様から、株主優待乗車証の発行基準を全面的に見直し、株主優待の内容を拡充することを決定いたしました。

連結利益計画の達成に取り組みます

 京王グループは、2003年度を初年度とする「連結中期経営計画」に沿って、事業の採算性を吟味しながら、厳しい経営環境の下で将来にわたって持続的に成長できるグループ作りを目指しております。
 当期は、鉄道事業において調布駅付近連続立体交差事業の工事を本格的に開始するとともに、バリアフリー化をはじめとした駅改良工事を実施したほか、流通業では複合商業施設「京王高幡ショッピングセンター」の開業や、京王百貨店での売場の改装などを積極的に進めました。さらに、レジャー・サービス業において、宿泊特化型ホテル「京王プレッソイン」を池袋、五反田、本年5月には新宿に相次いで開業するなど、事業規模の拡大に取り組んでまいりました。
 今後も、グループ総合力を発揮し、「連結中期経営計画」の最終年度として連結当期純利益200億円の目標達成に向けて取り組んでまいります。また、沿線における拠点作りを進めグループ全体の競争力を高めるとともに、成長が見込まれる分野に重点的に注力することでグループの収益拡大に努めるなど、次期連結中期経営計画の策定を進めてまいります。

▲ページトップへ

コーポレート・ガバナンスの強化と、環境経営に取り組み、企業の社会的責任を果たします

 京王グループでは、「京王グループ理念」に基づき、すべてのステークホルダーからの信頼を確保しグループ価値向上を図るため、経営における意思決定の迅速化、取締役会の監督機能の強化を実施するなど、コーポレート・ガバナンスの一層の強化に努めております。
 また、本年4月に「コンプライアンスの確保」「財務報告の信頼性の確保」「業務の有効性・効率性の確保」を図るため、グループの内部統制に関する基本方針を定めました。これにより、グループ全体での業務の適正化に努め、持続的な発展を目指してまいります。
 さらに、環境リサイクル事業への進出をはじめ、環境活動の継続的推進を図る専任部署の設置、昨年12月の「京王グループ環境基本方針」の制定など、引続き環境経営を推進するほか、障害者の雇用促進を目的とした「京王シンシアスタッフ」の設立や、本年4月に東京都の社会教育施設「高尾の森わくわくビレッジ」を開業するなど、企業の社会的責任の観点からの施策にも積極的に取り組んでまいります。


 今後も、地域社会の一員として、法令を遵守し、企業の社会的責任を果たしていくことで、グループ価値の向上を図るとともに、健全な企業活動を通じて「信頼のトップブランド」の確立を目指してまいります。
 皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。


2005年6月

トップメッセージ バックナンバー

▲ページトップへ

京王ナビへ

Copyright(C) Keio Corporation All rights reserved.