本文へジャンプメニューへジャンプ

トップメッセージ

鉄道事業における「安全」と沿線価値の向上を図り、「信頼のトップブランド」の確立を目指します

連結当期純利益は198億円を計上1株あたりの年間配当金は6円に

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 当期(2005年度)の京王グループは、各事業セグメントにおいて着実かつ効率的な事業活動を展開し、引続き収益力の維持向上に努めてまいりました。この結果、連結当期純利益は198億円、京王電鉄における当期純利益は133億円となりました。
  当期の利益配当金につきましては、1株につき3円(中間配当金を含め年間6円)といたしました。次期以降につきましても、安定的な利益の確保に努め、この配当水準を維持できるよう努力する所存でございます。

将来の経営環境を見据えた「基盤づくり」を進めます

 京王グループは、2003年度を初年度とする「連結中期経営計画」の3カ年を、グループ全体の成長のための「将来に向けた布石づくり」の期間と位置づけ、「鉄道事業に続く生活関連事業の育成」を目指して、新タイプのスーパーマーケット「キッチンコート」や宿泊特化型ホテル「京王プレッソイン」などの新しい事業を展開してまいりました。これにより、最終年度のグループ経営目標値は連結営業収益を除き、ほぼ達成することができました。
 当期は、鉄道事業では、調布駅付近連続立体交差事業を進捗させたほか各種安全対策を実施しました。また、久我山駅では改良工事を完成させたほか、駅施設や車両のバリアフリー化を進めました。さらに、携帯電話の電源をお切りいただくエリアを、分かりやすくするために「おもいやりぞーん」としてPRするなど新しい施策にも取り組みました。流通業では、京王百貨店新宿店で1階フロアの改装を実施するなど集客力の強化に努めました。さらに、不動産業では、賃貸デザイナーズマンションの展開や商業施設開業による賃貸資産の拡充など、事業規模の拡大に取り組んでまいりました。
 なお、第三者による京王プレッソインの構造計算書偽装の件につきましては、株主の皆様には大変ご心配をおかけいたしました。構造計算書の偽装が判明した3店舗(茅場町、五反田、池袋)につきましてはすでに建物の解体に着手しており、建替え工事を行うことを決定いたしました。今後とも、お客様のニーズに応えるべく、京王プレッソイン事業については一層の拡充に努めてまいります。

 2006年度計画では、将来の経営環境を見据えた「基盤づくり」を進めます。特に、鉄道事業におけるさらなる信頼性向上と、沿線価値向上を最優先課題と位置づけております。京王グループの基幹事業である鉄道事業においては「安全」は最大の使命であり、最高のサービスであると認識しております。安全対策への重点的な取り組みに加え、サービス向上等に努めることで、お客様から「選ばれる沿線」を目指してまいります。

▲ページトップへ

コーポレート・ガバナンスの強化と、環境経営に取り組み、企業の社会的責任を果たします

 京王グループでは、すべてのステークホルダーから信頼いただき、企業価値向上を実現するため、内部統制システムの確立やコンプライアンスプログラムの実施など、コーポレート・ガバナンスの強化に努めております。
 また、高尾山や多摩川における「京王クリーンキャンペーン」の実施や、「高尾の森再生」ボランティア活動の支援を行っているほか、これらの社会貢献活動、環境保全活動に関する情報を報告する社会環境報告書を発行しております。

 今後も、地域社会の一員として、法令を遵守し、企業の社会的責任を果たしていくとともに、地域社会の発展や文化の振興にも積極的に取り組むことにより、「信頼のトップブランド」の確立を目指してまいります。
 皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。


2006年6月

トップメッセージ バックナンバー

▲ページトップへ

京王ナビへ

Copyright(C) Keio Corporation All rights reserved.