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トップメッセージ

「信頼のトップブランド」を目指して、「京王グループ中期5カ年経営計画」の推進と、さらなる成長にチャレンジしてまいります。京王電鉄株式会社 代表取締役社長 永田正

着実な事業活動の展開とローコストオペレーションの徹底などにより
連結当期純利益は124億円を計上

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 当期(2011年度)の京王グループは、2010年度を初年度とする「京王グループ中期5カ年経営計画」に基づき、公共輸送機関として欠かすことのできない安全性の向上や沿線の活性化を推進するとともに、「コスト構造の転換」と「財務体質の強化」を重視し、各セグメントにおいて着実に事業活動を展開してまいりました。東日本大震災は業績にも影響を及ぼしましたが、適切な営業施策やローコストオペレーションの徹底などにより、利益の確保に努めた結果、連結当期純利益は124億円、京王電鉄における当期純利益は89億円となりました。
 なお、当期の期末配当金につきましては、1株につき3円(中間配当金を含めて年間6円)といたしました。

「さらなる安全性・サービスの向上」と「沿線の活性化」を引き続き推進してまいります

 当社を取り巻く経営環境は、「京王グループ中期5カ年経営計画」策定時点と比べ、東日本大震災発生後の先行き不透明感や欧州債務危機を起因とする金融不安、円高進行懸念など大きく変化しております。このような状況においても、「京王グループ中期5カ年経営計画」で掲げた目標達成に向け、「さらなる安全性・サービスの向上」、「沿線の活性化」、「コスト構造の転換」と「財務体質の強化」に継続して取り組んでまいります。
 具体的には公共輸送機関として欠かすことのできない「さらなる安全性の向上」については、引き続きグループの最重要課題として取り組み、調布駅付近連続立体交差事業における地下化切替えと、信号システムの全線ATC(自動列車制御装置)化を完了します。また、「沿線の活性化」への取り組みでは、吉祥寺、調布、笹塚など沿線拠点の開発を引き続き推進してまいります。このほか、環境への対応につきまして、鉄道車両のVVVFインバータ制御化の完了など省エネルギー化を進めてまいります。

シニアビジネスや新たな市場への進出など「成長へのチャレンジ」に取り組んでまいります

 また、少子高齢化など社会構造変化や、消費者のライフスタイル、ニーズの変化を見極め新たな事業分野の検討を進めてまいります。シニアビジネスの取り組みにおいて、高齢者住宅事業で「アリスタージュ経堂」を今夏に開業するほか、新たに京王グループの一員となった株式会社リビタと連携し、リノベーションを中心とした住宅事業の拡充を図るなど、さらなる事業領域の拡大を目指します。そのほか、沿線外も視野に入れた新たな市場への進出を模索するなど、「成長へのチャレンジ」に取り組んでまいります。

 企業としての社会的責任を果たすとともに、京王グループの経営理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指して、グループ一丸となって取り組んでまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2012年6月

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