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トップメッセージ

「信頼のトップブランド」の確立を目指し、「京王グループ中期5カ年経営計画」を着実に推進いたします。 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 永田正

積極的な営業展開とローコストオペレーションの実施により
連結四半期純利益は108億円を計上

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 京王グループは、2010年度を初年度とする「京王グループ中期5カ年経営計画」に基づき、公共交通機関として欠かすことのできない安全性の向上や沿線の活性化を推進し、「コスト構造の転換」と「財務体質の強化」を重視し、各セグメントにおいて着実に事業活動を展開するとともに、「成長へのチャレンジ」にも取り組んでおります。
 当上半期は、鉄道事業において、昨年実施した調布駅付近連続立体交差事業の地下線への切替えにともなう固定資産除却費の減少に加え、不動産業で販売戸数の増加など積極的な営業展開などにより、利益の確保に努めた結果、連結四半期純利益は108億円となりました。
 なお、当期の中間配当金につきましては、1株につき3.5円といたしました。中間配当金を含む年間配当金につきましては、連結配当性向30%以上を目標として、引き続き利益の確保に努めます。

「さらなる安全性・サービスの向上」、
「沿線の活性化」の推進と「成長へのチャレンジ」

 当社を取り巻く経済環境は、円安による輸出環境の改善や景気対策、金融政策の効果などを背景に、一部に雇用情勢の改善や個人消費の持ち直しなど、緩やかな回復の傾向が見られますが、日常的な消費にまでは波及しきれておらず、また、原油高による動力費の増加や原材料価格の高騰などの懸念材料もあり、楽観視できない状況にあります。このような状況において、「京王グループ中期5カ年経営計画」で掲げた目標達成に向け、各重点施策を着実に推進してまいります。
 鉄道部門においては、「さらなる安全性の向上」について、引き続きグループの最重要課題として取り組んでまいりますとともに、笹怏w〜仙川駅間連続立体交差事業は、現在、事業主体である東京都とともに事業化に向けた手続きを進めているほか、調布駅付近連続立体交差事業につきましても、2014年度の事業完了に向けた工事を進めています。また、「沿線の活性化」への取り組みでは、京王吉祥寺駅ビルの2014年春開業を目指し、建替え工事を進めているほか、調布における複合商業施設や笹塚における商業・オフィス・住居を備えた複合ビルなど沿線拠点の開発を引き続き推進します。さらに、生活サポートサービスや子育て支援事業など「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」づくりを実現する生活関連サービスの拡充に取り組んでおります。その一環として、今年度は京王ほっとネットワークで新しいサービスとなる「移動販売」を開始するとともに、子育て支援事業では7園目となる「京王キッズプラッツ」を京王よみうりランドに開設いたします。このほか、引き続きリノベーションを中心とした住宅事業の拡充やプレッソインの展開を図るなど、将来的に成長が図れる事業に積極的に取り組んでまいります。

京王線・路線バス開業100周年を記念して、
京王れーるランドを一新!

 株主の皆様をはじめ沿線地域や住民の皆様に支えられて、本年4月15日に、京王の電車・バスは開業100周年を迎えることができました。これを記念して、「これまで100年の感謝と次なる時代への新たなスタート」をコンセプトに、様々な施策に取り組んでおります。その中でもメインとなる施策として、京王れーるランドを本格的な運転シミュレータや引退車両の展示場などを備えた施設として10月10日に新たにオープンいたしました。今後も、沿線にお住まいのファミリーをはじめ、多くのお客様に、繰り返し訪れていただけるような魅力ある施設として運営していくことを目指します。

 企業としての社会的責任を果たすとともに、京王グループの経営理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指して、これからも地域と一体となって発展、成長していけるよう努力してまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2013年11月

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