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ごあいさつ 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 紅村康

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。

 当期(2017年度)の京王グループは、2015年度を初年度とする「京王グループ中期3カ年経営計画」の最終年度として、鉄道事業の安全性・収益力の向上や沿線の活性化のほか、将来の増収に向けた投資など、「成長に向けた土台作り」を進めてまいりました。
 この結果、すべてのセグメントで増収となり、営業収益は対前年3.7%増の4,346億円、純利益は対前年12.9%増の238億円となり、当初に掲げた中期経営計画の目標値は達成できました。
 なお、当期の期末配当金につきましては、1株につき25円(中間配当金22円50銭を含めて年間47円50銭※)といたしました。

※2017年10月1日に行った株式併合後の基準で換算しております。

2018年度を初年度とする中期経営計画の策定

 現在の京王グループをとりまく事業環境においては、東京都の人口が2025年にピークを迎え、当社沿線の自治体の一部では2025年を待たずに人口減少に転じると予測されております。既に日本の総人口は減少局面に入っており、労働力不足に対応する働き方改革が求められております。また、AI・IoTをはじめとする技術革新による事業環境の変化も想定されます。
 こうした状況を踏まえ、京王グループでは、2018年度から2020年度までの中期3カ年経営計画を策定いたしました。この3カ年では、既存事業の収益力強化に取り組むとともに、これまでに進めてきた「成長に向けた土台作り」から成長の芽を育て、収穫し、「成長の実現」を完遂させてまいります。

主な取組み

1 既存事業の収益力強化

 鉄道事業については、京王線(笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業の推進や、自然災害、テロ行為への対策など安全性の向上に取り組むとともに、座席指定列車「京王ライナー」の運行拡大を検討するなど、お客様のニーズに対応したサービスを提供してまいります。
 流通業では、ショッピングセンター事業について、効果的なリニューアルによる増収施策を実施するほか、百貨店業で、顧客層の拡大に向けた売場改装を実施するなど、競争力の強化をはかってまいります。

2 成長分野の収益基盤化

 ホテル事業では、多様な宿泊ニーズに応えるホテルメニューの拡充に向けて、「京王プラザホテル(新宿)」で客室改装を進めるほか、新ブランド「京王プレリアホテル」を京都・札幌に開業いたします。シェア型複合ホテル事業では、地方の中核都市を中心に積極的な事業展開を進め、2020年度までに10店舗体制を築きます。
 加えて、中央高速バスで新宿とつながる高山市においてブランド力の強い「高山グリーンホテル」との連携をさらに強め、地域のシンボルとなるホテルを目指し、準備を進めてまいります。

 以上の施策を通じ、成長に向けての歩みを確実に進めることにより、2020年度の営業収益は4,700億円、営業利益は480億円、純利益は300億円と、いずれも過去最高水準を目指してまいります。

 これからも、将来に向けた収益・利益拡大に取り組むとともに、企業としての社会的責任を果たすことで、京王グループの企業理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指してまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2018年6月

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