あいぼりー109号
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京王沿線への思いに火がつきました」最長で12 時間にもわたる厳しい練習も、自身の最大の強みである“根性”で食らいついていった。身長が足りない分は技術でカバーし、2016年には見事世界の舞台へ。大会中、特に刺激を受けたのは、チームメイトの先輩としての姿だったという。「的確なアドバイスをくれる先輩や、チームの雰囲気づくりがうまい先輩に出会い、“チームで戦う”ことを意識するようになりました。最近では年下の選手も増えているので、次は私がチームを引っ張る存在になっていきたいです」練習や合宿の合間には、所属しているアクラブ調布や友人の元を訪れパワーをもらっているという小俣さん。帰る場所がある、という安心感が彼女を支えている。「技術を磨きつつチーム全体を意識することに苦戦中。正直今が一番しんどいですが、この壁を乗り越え、2020年にはチームの柱となる選手として出場したいです」撮影:アクラブ調布2016年にアーティスティック(シンクロナイズド)スイミング・マーメイドジャパンの最年少メンバーとして銅メダルを獲得した小俣夏乃さん。アーティスを始めたきっかけは、小学3年生の時に見たあるテレビドラマだった。「プールでドラマ『ウォーターボーイズ』の真似をするのが楽しくて(笑)。その後アーティスの体験コースに参加し、本格的に競技を始めました」遊びの延長から始めたアーティスだったが、中学2年生の時に全国大会で優勝。さらにアーティスが楽しくなった。高校1年生の時には、ジュニアのナショナルチームに選ばれ、世界大会に出場。順風満帆な選手生活に思えたが、この大会で大きな挫折を味わうことになる。「世界大会では補欠からスタートして、結局決勝でしか泳げませんでした。私はほかの選手に比べて体が小さく、演技も迫力に欠けていたんです。身長という大きな壁にぶつかったことで、アーティス※シンクロナイズドスイミングは、4/1からアーティスティックスイミング(略称アーティス)に名称変更13ivory 2018 July

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