あいぼりー110号
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京王沿線の端々から覚悟がにじみ出る。 「自分が試合を決める、という強い気持ちで試合に臨んだほうが、不思議といいプレーができることに気付きました。あの大会を経て、“焦り”が生まれたおかげですね。このままでいいのかって」また、先のW杯で日本中を沸かせた、かの本田圭佑選手からも影響を受けたという。「先日、本田選手に、代表に生き残るためにはゴールやアシストといった目に見える結果を残せ、と言われて。“得点に関わるプレー”に対する意識は、これまでよりも確実に強くなりました」この若きホープに対し、サポーターからの期待も大きい。 「ヴェルディサポーターはとにかく熱い! どんなときでも全力で支えてくれます。自分はプレーで応えるしかありませんから、もっともっと成長しなきゃって思いますね」2年後に迫る五輪、その先にあるW杯。大舞台で“ヴェルディのメッシ”が躍動する瞬間を、日本中が待ち望んでいる。撮影:ヴェルディグラウンドヴェルディのメッシ─。東京ヴェルディに所属する井上潮音選手は、同チームのロティーナ監督からそう評される。167㎝と小柄な体躯ながら、類いまれなテクニックを武器に各年代で日本代表に選ばれてきた。そんな輝かしいキャリアを持つ井上選手だが、プロ3年目を迎え、もどかしさを抱えていた。 「プロになって以降、ケガが重なったり、試合に出られなかったり……。思うようなプレーができていないんです」それに追い打ちをかけるかのように、今年、井上選手は世界の壁に直面した。1月のAFC Uアンダー ─23選手権、5月のトゥーロン国際大会で日本代表に選出されるも、不完全燃焼のまま大会を終えた。 「正直、相手選手にすべての面で負けているなと。フィジカルやスピードもそうですが、何より海外の選手は自信を持ってプレーしていました」大舞台で活躍するだけのメンタル。その重要性を痛感した今、淡々とした口調ながら言葉「井上選手直筆サイン入りTシャツ」を1名様にプレゼント。詳しくはP.23へ。13ivory 2018 September

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