あいぼりー112号
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 忙しい日々が終わり、ようやくやってきた休日。静かなカフェでゆっくりと本が読みたくなり、気になっていた『BUNDAN COFFEE & BEER』を訪れることに。木々に囲まれた小道の先に建つ日本近代文学館。その中に目的のカフェがある。 店内に入ると、想像以上の光景が広がっていた。壁一面が本で埋め尽くされている! 読書家にとってはたまらない“本の宝箱”のような場所だ。さらに、このカフェは小説や作家に関係する料理が食べられるという、ユニークなコンセプトを持つ。せっかくなので、梶井基次郎の作品にちなんだ「檸檬パフェ」と寺田寅彦が愛したという「牛乳コーヒー」をいただいた。作品を知っていればもちろん面白いことに違いない。でも、知らなかったとしても、料理を食べたことで作品を読みたくなってしまう。その世界に入りたくなってしまうのだ。そんな気持ちの高ぶりにまかせて本を手に取れるのが、このカフェの素晴らしさだと思う。 本に囲まれ、目と舌で物語の世界に入り込む休日は、たまらなく良いものだった。下北沢や神泉、吉祥寺など散歩したくなる街が多い井の頭線。世界中を旅してきた旅ガール・たじはるが沿線で見つけた“カワイイ!”スポットをご案内します。SPOT DATABUNDAN COFFEE & BEERB目黒区駒場4-3-55(日本近代文学館内) j 9:30〜16:20(LO15:50) y日・月、第4木曜日(日本近代文学館に準拠)※臨時休業有 T03・6407・0554 W http://bundan.net/vol.5旅人・フォトグラファー・ライターすべてを担う新しい職業、“トラベルフォトライター”としてオリジナリティのある記事をさまざまな媒体で発信。著書に、『旅ガール、地球3周分のときめき』(廣済堂出版)。インスタグラムアカウント @haruka_tajima も人気。田島 知華(たじま はるか)太陽光が主で店内の照明は比較的抑えめ。しかし、それもこのカフェの魅力なので無理に明るくする必要はない。壁一面の本を撮影するには広角レンズが必要だが、スマホのカメラでもギリギリ収めることができる。日本近代文学館の正面玄関横にテラス席もあり、そちらからは駒場公園の緑が入った風景も撮影できるので、人がいなければ店内と合わせて撮っておきたい。2ivory 2019 January

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