あいぼりー111号
22/24

お求めは、京王線・井の頭線を中心に展開する啓文堂書店で。 Wwww.keibundo.co.jp/ネット書店e-hon、Honya Club.comで注文すると、啓文堂書店でスムーズにお受け取りいただけます。e-hon Wwww.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top Honya Club.com Wwww.honyaclub.com/shop/default.aspx季節や流行、気分に合わせて「今読みたい!」と思えるおすすめの本を啓文堂書店のスタッフがご紹介します。京王沿線で生まれ育つ。イラストレーター、ライターとして、旅や食、お酒にまつわるエッセイを書籍や雑誌などで発表。自身が発行人&編集長を務めるフリーマガジン「たまにわ」を年4回、多摩地域で配布中。www.yukie.org/佐藤礼ゆき恵え京王グループ共通ポイントサービス加盟店です。「ティオ・ダンジョウ(TIO DANJO)」K調布駅下車徒歩5分 B調布市布田2-37-7 エランクラス1F B T☎042・444・5903 調布駅の東口から布田駅の方へ向かう、地下化される前の線路沿いを歩くこと約5分。一見、オーセンティックバーを思わせる重厚な扉を開けると、まるでスペインのワイン蔵のような、曲線が印象的な空間が広がっていた。 一番奥のカウンターに腰を落ち着けてメニューを見ると、パエジャなど数人で楽しめる料理から一人客向けのタパスまでが揃う。 飲み物はスペインワインにしようか悩んだが、今夜はシェリー酒に決め、まずは魚介に合うマンサニージャをロックスタイルで、つまみは『イカのフリット』を注文した。すると、一人の場合は少量に出来るというので、お言葉に甘えることに。そして、オリーブとヒコイワシの酢漬け、冷菜タパスの盛り合わせも一緒にお願いした。すると、運ばれてきたのはイベリコ豚の生ハムやアンチョビ風味のポテトサラダなど、バラエティ豊かな前菜。揚げたての『イカのフリット』も含めて見ただけで気分が盛り上がるラインナップ。どれもこれも、爽快でフレッシュな香りのシェリー酒とのマリアージュが楽しい!  マスターの檀だん上じょうさんはハイアットリージェンシー東京(旧センチュリーハイアット東京)で10年シェフを勤めた後、スペインレストランの依頼で現地に赴き、夜のバルにすっかり魅了されたそうだ。その後、恵比寿でバルとレストランを20年営み、スペインバルの火付け役と呼ばれるまでになった。 ここ調布でお店を開いたのは3年前、両親の介護が必要となり地元に戻って来たそうだ。 そんなマスターとの会話は魅力的で話すほどに引き込まれていき、つい調子に乗って、デザートの代わりにもう一杯…オロロソをいただく。美味しい料理とシェリー酒づくし。いつの間にか1日の疲れがほどけていった。 経営者でいるよりも、初心のままで現場に立ち、最後まで料理人として終わりたいと話すマスター。私もそんなカッコイイ人生を過ごしたいと感じるとともに、明日からの元気とパワーを山盛りいただいて店を後にした。スペイン料理とシェリー酒の楽しいマリアージュおいしい料理とお酒に身を任せる時間─それは、オンとオフが切り替わる瞬間であり、また明日から頑張る気力を与えてくれる特別なもの。自分のためだけの幸せなひとときを京王沿線で─イラストレーター・佐藤礼恵のKeio Line. 調布駅Vol.01新連載『このミステリーがすごい!2016年版』で1位を獲得した話題作。フリージャーナリストの太たち刀洗あらい万智は取材に訪れたネパールで、王族殺害事件に端を発する陰謀に巻き込まれていき……。謎が謎を呼ぶ展開は息もつけないほどの面白さ!米澤穂信 著岩郷重力+K.K 写真・装幀929円 創元推理文庫『王とサーカス』山崎豊子 著961円 新潮文庫『不毛地帯』第1巻社会派小説の巨匠・山崎豊子の大ベストセラー。シベリア抑留を経て、商社マンとして第二の人生を歩む男の孤独な戦いを描いた全5巻の大作。戦後日本の息吹を感じる描写や、欲望渦巻く人間関係に注目。2001年にネパールで実際に起きた王宮事件を取り入れたストーリーの壮大さ。謎解きとしてもさることながら、人間ドラマとしても秀逸です!読みドコロはここ!フィクションでありながら、歴史や社会のあり方を克明に描いた骨太なストーリー展開は圧巻の一言。主人公・壹岐正の生き様に胸が熱くなる!読みドコロはここ!テーマ長い秋の夜のおともに読み始めたら止まらない長編小説「読書の秋」こそ、小説の世界にどっぷりつかってみたいもの。今回は一度読み始めたらページをめくる手が止まらなくなってしまう、秋の夜長におすすめの長編小説をご紹介します。22ivory 2018 November

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る