「想定外」を想定しながら、
安全な運行を実現する。
エキスパート職/車掌・2022年度入社
鉄道営業部 富士見ヶ丘乗務区
※内容は取材当時のものです
Career Step
- 2022年
- 鉄道営業部 京王中央管区 駅係員
- 2024年
- 鉄道営業部 富士見ヶ丘乗務区 車掌
Section 01.
京王電鉄に入社を決めた理由を教えてください。
大学を卒業後、いくつかの職種を経験する中で、たまたま駅の警備員として働いたことがありました。そのとき駅係員と話す機会に恵まれ、作業ダイヤに沿って動きながら、安全・安心に徹する乗務員の仕事に心惹かれました。これがきっかけとなり、駅係員のアルバイトに応募。働きはじめると、覚えなければならない業務知識の多さに驚きましたが、一つずつ覚えて自信を深め、丸3年働いた頃に正社員へ。引き続き2年ほど駅係員の業務に邁進し、試験を経てついに、念願の車掌になることができました。
Section 02.
現在の担当業務は何ですか?
井の頭線の車掌として、渋谷駅から吉祥寺駅までの区間を、安全・正確・快適に運行することが私の仕事です。停車駅での車両ドアの開け閉め、乗り降りにともなう安全確認、運転士への出発合図などを行います。走行中も気を抜けません。停車駅や乗り換えについてのご案内を適切なタイミングで車内放送し、冷暖房の調整などにも細心の注意を払うからです。また、終着駅では進行方向が逆転するので所定の機器の取り扱いを行います。運転士と乗務位置を交代し引き続き安全運行に努めます。
Section 03.
車掌として、どんな意識で働いていますか?
基本動作を守って安全確保を第一に業務を行っていますが、乗務中は何が起こるかわかりません。突然の事故やトラブルによって、列車が止まってしまうケースもあります。当然お客さまは不安になるので、いつも以上に車掌の放送が大事になります。そうしたときこそ、より早く状況を確認し、正確な情報をお届けすることが重要です。何事にも動じない冷静な判断をいつも心がけています。
Section 04.
安全への意識は、鉄道教習所で学んだそうですね。
駅係員だった頃、車掌になるために鉄道教習所で業務に関する知識や技能をみっちり学びました。見習い期間も含めて、車掌として独り立ちするまでに要したのは約3ヶ月。その間に最も苦労したのは、ドアの開閉にともなう安全確認です。乗務員室からは降りるお客さまの姿が見えづらく、ホームを歩くお客さまが急に乗り込むこともあります。予測困難なお客さまの行動を注視しつつ、注意喚起のアナウンスを行い、ドアを操作する。安全を第一に発車時刻を守りながら、一連の手順を完了するのは想像以上に難しかったです。それでも指導者のもと反復練習することで体に染み付き、車掌になった今、そのスキルが大きな財産になっています。
Section 05.
仕事のやりがいについて教えてください。
日々の業務で実感するのは、都会暮らしの方々にとって、電車がいかに大事な存在かという点です。ラッシュ時ともなると、井の頭線のダイヤは2~3分間隔。気が引き締まると同時に、社会を支えていることにやりがいを感じます。また、車掌は子供が憧れる職業のひとつです。お子さんとお母さんから手を振ってもらえるたびに、心がほっこりします。女性の車掌は少ないので、目をキラキラさせて「お姉さんだ!」と声をかけてくれる場面も。そんなとき、私はこの笑顔のために働いているんだと改めて思います。
Section 06.
今後の目標を教えてください。
多くの車掌が目指すように、私も運転士に挑戦したいと考えています。運転士養成教育中は乗務から離れて勉強に専念します。車掌になるときよりもさらに覚えることが多く、養成期間は10ヶ月ほどかかります。いつか運転士として乗務する日々を夢見ています。
Life Outside of Work
オフの過ごし方
車掌という仕事柄、普段はお酒を控えています。その分、休みの日は美味しい料理と美味しいお酒でリフレッシュするのが楽しみです。長めの休みには、グルメ旅行に出かけます。オフの日はひとりの利用客として電車に乗りますが、いつも安心して利用できるその「当たり前」に幸せを感じています。