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INTERVIEW

安全を支えるために、
信号・通信設備に
妥協は許されない。

Akashi Takahiro

車両電気部 通信課 信号担当
2016年入社/総合機械工学専攻卒

※内容は取材当時のものです

Career Step

2017年 車両電気部 高幡不動検車区
2018年 車両電気部 通信管理所
2020年 車両電気部 通信課 通信担当
2022年 車両電気部 通信課 信号担当

京王電鉄に入社を決めた理由を教えてください。

学生時代は機械工学を専攻し、金属材料の研究をしていました。当初は“乗り物の設計”をしたく、自動車業界を志望していました。そんな中、鉄道事業者のインターンシップ募集を目にして興味本位で参加したところ、自身の希望していた「設計業務」が「仕様決定」であると気づき、その点に強く惹かれ、鉄道業界が就活の軸となりました。その中でも当社を選んだのは、インターンシップ当日に個人的都合で午後からの参加となった私に対して、1対1で午前中の分を説明してもらったことに感動し、「この人たちと一緒に働きたい」と感じたからです。

車両電気部はどんな役割を担っているのですか?

私が所属する車両電気部は、安全・安心でお客様からの信頼を得られる鉄道を目指し、鉄道施設の電気設備および車両の新設・更新工事の計画・設計・立案・施工管理から検査・保守までを担っています。その中で私は通信課に所属し、列車の安全運行を支える運転保安設備や踏切保安設備などの信号設備、そして鉄道施設全般を結ぶ鉄道通信インフラや沿線に設置されている気象情報システムなどの通信設備の工事発注業務を担当しています。

担当されている工事発注業務で大切な点を教えてください。

工事発注には、対象設備に関する広範で確かな知識が不可欠です。加えて、施工やその後の保守管理にも考慮しなければなりません。また、実際に設備を活用するのは鉄道営業部などの他部署になるため、仕様決定にはその部署やメーカー、施工協力会社と適切にコミュニケーションをとることが求められる仕事です。特に保安装置に関しては、設計ミスが大事故につながる可能性があるため妥協が許されない業務の一つです。

仕事のやりがいは何ですか?

私の仕事は、鉄道の安全・安定輸送に直接つながるものであり、そこに大きな責任と魅力を感じています。当社は毎日多くの方々にご利用いただいており、その中には同僚や友人、家族も含まれます。私の仕事が、そのような顔が浮かべられる人たちの安全につながっていると思うと、やりがいもひとしおです。

印象に残っている取り組みを教えてください。

お客様がホームから転落したことを検知する「転落検知装置」の更新工事です。初発注の案件でした。新宿駅の装置が老朽化していたために行ったものですが、初めて行うことに加え、乗降者数の多さからも重責を感じていました。しかし、設計から立会い、竣工のすべてを完遂できた時には大きな達成感に浸ることができました。今では、ここを利用している人たちの顔を竣工当時よりも多く浮かべられるようになり、「やって良かった」という思いもさらに強くなっています。

明石さんの、将来の「ありたい姿」を教えてください。

当社では現在、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業をはじめとした様々な事業を進めています。それに伴い、信号・通信設備の大規模工事を予定していますが、工事の規模が大きくなるほど複雑で困難な多くの課題が発生することが予想されます。これら、様々な課題や事象に対して、本質を理解し、周囲と効果的にコミュニケーションをとることで、根本的な解決に導くことができる人財になりたいと考えています。そのためにも技術や知識をさらに身につけ、誰からも信頼される人財へと成長することを目指しています。そして、鉄道事業の安全・安心を基に安定的な利益確保に貢献し、京王グループ全体が発展していくことに寄与したいと思っています。

One Day Schedule

8:15

フレックス出社

メール、前日の機器故障の有無等の確認。

9:30

仕様打合せ

更新対象機器のユーザーである鉄道営業部とメーカーと3者で仕様決定に関する打ち合わせ。

12:00

昼食

社内にいる時はお弁当、社外の時はラーメンで英気を養う。

13:00

現場調査

施工協力会社と発注工事の施工現場を調査し、工事数量、施工方法を決定する。

15:00

発注資料作成

現場調査や打ち合わせ内容を精査し、発注資料を作成する。

17:00

フレックス退社

早めに帰宅し、息子と一緒にお風呂に入る。

Off Style

休日は家族で過ごすことが多いですね。公園にもよく行きますが、最近は、特に恐竜に関連した施設へ足を運ぶようになりました。息子が恐竜にハマっている影響もあり、ジュラシック・パークを観たり博物館に行ったり図鑑等を買い与えたりしていたら、すっかり大人がのめりこんでしまっています。最近ではリニューアルした福井県立恐竜博物館へのツアーも画策中です。ちなみに私のイチ推しはパラサウロロフスです。