長谷川 雅 | 社員インタビュー | 仕事と人を知る | 採用情報 | 京王電鉄株式会社

INTERVIEW

小さな破損も
見逃さない姿勢で、
大きな安全・安心に
つなげていく。

Hasegawa Miyabi

工務部 建設管理所 建築担当
2020年入社/都市環境科学研究科建築学域卒

※内容は取材当時のものです

Career Step

2021年 工務部 施設管理所 建築担当

京王電鉄に入社を決めた理由を教えてください。

学生時代は医療福祉施設等を対象とした建築計画系の研究室に所属していました。研究対象である障害児通所支援は、建築計画分野での研究が不十分で多くの課題を感じていたので、障がいからくる行動特性を考慮した環境整備計画などの基礎研究を行っていました。就職活動では、不特定多数の人が利用する駅を通して地域活性化ができる鉄道会社に興味があり、その中でも、京王電鉄は商業・文化が集積するエリア、良質な住宅街や観光地など多様な沿線を持っていることに魅力を感じました。その個性豊かな沿線に対していろんな観点から駅づくりに挑戦できると思い、入社を希望しました。

施設管理所建築担当の役割を教えてください。

鉄道事業の運営には、多種多様な関連施設が必要になります。高尾山口駅のように街のランドマークとなるような駅舎もありますし、変電所や信号所などの鉄道運行に関わる施設もあります。施設管理所建築担当では、それら鉄道を動かすために必要となる約180施設にもおよぶ建築物の維持管理を行っています。

その中で、長谷川さんはどのような業務を行っているのですか?

修繕や点検業務の計画策定から工事発注、工事管理など建物メンテナンスに関する一連の業務を担当しています。施主側の責任者として施工会社の現場監督と密にコミュニケーションを取り、工事の進捗状況、品質管理、現場の安全管理体制の確認を実施。さらに、駅などの社内関係部署と施工方法の調整を図るなど、工事が円滑に進むよう全体のマネジメントを行っています。維持管理というと少し地味な仕事に聞こえますが、お客様に当たり前に当社を利用していただくための安全・安心を支える非常に重要な仕事です。

修繕・維持管理業務のやりがいを教えてください。

扉の鍵の故障や壁の破損など、各鉄道関連施設からの軽微な小規模補修依頼は年間1,000件以上にのぼります。例えば、管理する施設の一つである駅舎。日々多くのお客様にご利用いただいており、たとえ小さな故障であっても多大な迷惑をおかけしてしまう可能性があります。そのため、補修依頼を机上の資料だけで判断するのではなく、現場調査を併せて行い、その結果を踏まえて修繕計画を立てています。多くの補修依頼に対し、限られた予算と期間の中で、どのような施工方法なら効率的かつ迅速的に工事を完遂できるか、お客様の安全を第一に考え、先輩や協力会社と意見を交換しながら工事の手配を行っています。建築物の日々の安全を保つことで、当社の安全を縁の下から支えることができていると自負していますし、そこにやりがいも実感しています。

長谷川さんご自身の課題は何ですか?

現場の状況をしっかりと見極めながら施工計画を確認すること、その上で工事内容を上長に説明して承認を得ることは重要な業務のひとつです。しかし、自分では全容を把握していると思っていても、上長から様々な視点で質問をされると、詳細な内容について返答に困ってしまうことがあります。まだまだ経験と知識が不足していること、安全を支えるためにもっと注意深く取り組まなければいけないことを痛感します。多くの経験を重ね、知識を貪欲に吸収し、成長していきたいと思っています。

長谷川さんの、今後の目標を教えてください。

職場では先輩や協力会社の現場監督者から多岐にわたり教えてもらい、毎日貴重な経験を積むことができていますが、それだけに満足せずに、自分自身でいかに知見を広げられるかが重要だと考えています。当面の目標は、主体的に考え、動いて、積極的に経験や知識を培っていき、自分の意見や考えに基づいて自信を持って仕事を進められるようになることです。

One Day Schedule

8:30

朝礼

前日までの工事実績と当日の工事内容について担当内で報告。自分の担当でない工事の進捗も確認し勉強。

10:00

担当内打ち合わせ

年間1,000件以上ある軽微な小規模補修工事について、上長と相談し優先順位をつけて補修計画を立てる。

12:00

ランチタイム

女子室にて同僚とおしゃべりしながら持参したお弁当を食べる。

14:00

現場確認

上長と共に自分の担当している工事で設置した足場について、使用前の安全確認。工事に携わる作業員の安全が担保されているか、自らの目でも確認。

15:30

日報確認

明日以降の予定している工事について協力会社からの日報を確認し、作業内容を把握。

17:15

帰宅

残業しない日は、そのまま帰宅してゆっくりお風呂に入りリフレッシュ。

Off Style

自分へのご褒美のひとつとして、時間ができたら海外旅行へ行っています。行ったことのない土地を訪れ、写真でしか見たことのないような景色や現地の人と交流することが楽しく、学生時代からアルバイトのお金を貯めて旅行に出掛けています。コロナ禍も落ち着き、社会人としても仕事に慣れてきたので、今年は3カ国へ旅行しました。各国のきれいな街並みやおいしい食事、名所に行くことができ、心身共にリフレッシュしています。