宮園 朋菜 | 社員インタビュー | 仕事と人を知る | 採用情報 | 京王電鉄株式会社

INTERVIEW

すべての世代の方に
やさしく、
ワクワクできる
車両をつくりたい。

Miyazono Tomona

車両電気部 車両計画改良担当
2018年入社/知能機械工学科卒

※内容は取材当時のものです

Career Step

2019年 車両電気部 通信管理所 桜上水班
2020年 車両電気部 若葉台検車区
2021年 車両電気部 富士見ヶ丘検車区
2022年 車両電気部 車両計画改良担当

京王電鉄に入社を決めた理由を教えてください。

人々の生活に欠かせないものを扱う仕事に携わりたいと思い、就活当初からインフラ業界を志望していました。その中でも鉄道総合職を志望した理由は、大学で専攻していた機械・検査等の知見を活かしつつ、様々な業務にチャレンジできると思ったからです。京王電鉄を志望した理由は2つあります。1つは、大学時代から慣れ親しんだ京王沿線に貢献したいと思ったため。もう1つは、私は高齢化が進んだ地域出身であり、通勤通学でシニア世代や子育て世代の輸送手段にするニーズを把握しやすい環境で育ったことから、将来直面する課題について利用者目線で解決できるのではないかと思ったからです。

宮園さんの現在の業務内容を教えてください。

車両電気部は、すべての電気設備ならびに車両の設計・施工管理から検査・保守までを担当する技術部隊で、部署全体で安全管理の徹底に努めています。その中で私が所属する車両計画改良担当では、大きく分けて新造車両の設計と既存車両の改造を行っており、私は新造車両の設計を主に担当しています。具体的には、電車が安全に走行するために必要な駆動装置やブレーキ装置、お客様に快適にご乗車いただくための客室設備など様々な機器の仕様を検討し、メーカーに発注するのが主な業務です。

宮園さんが目指す「車両づくり」とはどのようなものですか?

新造車両の設計業務は、仕様検討やメーカーへの発注だけではありません。他にも持続可能な鉄道輸送を目指し、電車の省エネ運転を支援するシステムや、今まで人の手で行っていた車両メンテナンスの負担を軽減するようなシステムの導入も検討しています。お客様が安全に、そして安心してご利用いただける車両を提供するのはもちろんのこと、すべての世代の方々へやさしく、ワクワクしてもらえるような車両づくりを目指しています。

新造車両の設計とはどのように進められるのですか?

性能やコスト、デザインや使い勝手など、様々な面から検討していきますが、車両の設計は私たち設計部署だけでなく、車両の保守を担う部署や運転業務を行う部署など、多くの関係部署にも納得してもらえる車両機器の選定が必要です。そのためにも車両機器メーカーや同じ設計部署の上司・先輩と、たくさんの議論を重ねていきます。大きな決断を前に意見がぶつかり合うことも少なくありません。それも一つひとつの決断が、「お客様の安全・安心輸送に直結しているからこそ」、という想いで取り組んでいます。

新造車両設計業務の魅力、やりがいは?

自分たちで決めたことを、関係するすべての人に納得してもらう難しさもありますが、最適な着地点を見出していくのも私たちの役割です。そして、自分の考えや思いを車両に反映させられることが、車両設計業務の大きな魅力の一つ。様々な壁を乗り越え、全員が納得できるものを主体となって導入することは、この仕事の大きなやりがいでもあります。これからもお客様が日々安心して電車をご利用いただけるよう、より良い車両設計を進めていきます。

将来、どのような車両を生み出したいですか?

人口が減少していく中、将来にわたってお客様に京王線、井の頭線を選び続けてもらうためには、様々なニーズに寄り添い、ご利用いただくすべてのお客様が快適に過ごせる車両づくりが必要だと思います。具体的に私が思い描いているのは、ベビーカーや車椅子を利用されるお客様、お子様連れのお客様が周囲を気にすることなく、リラックスしてご乗車いただけるような車両設備の導入です。また、シニア世代のお客様にも安心していただけるように、バリアフリー設備の導入も推進していきたいと考えています。

宮園さんは、ご自身の将来像をどのように描いていますか?

鉄道事業全体で多様な人財確保が求められていますが、特に車両・電気部門はまだまだ女性社員が少ないのが現状です。女性や若手社員が働きやすい環境を実現するために、まずは私自身がロールモデルとなり、多様な働き方を実現するためのパイオニアとなるべく、仕事とプライベートの両立を目指していきます。

One Day Schedule

8:45

出社

メールや業務の速報の確認。当日のスケジュールについて課内でミーティング。当日の打合せ内容について事前確認。

10:00

車両機器メーカーとの打ち合わせ

新造車両に搭載する機器を選定するために、車両機器メーカーと打ち合わせ。2~3年後を見据えた納入スケジュールや費用について議論。

12:00

ランチタイム

他部署にいる同期とランチ。話題の韓国料理店でプライベートや仕事の近況報告をして、1時間では足りないような充実したランチタイムを過ごす。

14:00

車両工事作業の立合い

自身が発注した工事作業について、施工内容や進捗を確認するために現場で立合い。作業に携わる現場の方々と信頼関係を築くため、コミュニケーションを大切にしている。

16:00

担当ミーティング

新造車両、改造車両ともに進捗状況について共有。今後の案件の進め方について担当内で確認する。

18:00

帰宅

Off Style

お弁当作りにハマっています。節約やダイエット目的で始めたお弁当作りですが、結婚してからは旦那の分も作るようになり、旦那が泊まり勤務の時はお弁当を合計3つ作っています。おかずがたくさん必要なので、市販の冷凍食品だけでなく、休日に作り置きおかずも作るようになりました。地元の美味しい野菜をたくさん送ってくれる両親のおかげで、最近はバランスの良いお弁当を作ることができています。