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運転保安の向上

立体交差化と踏切安全対策

 運転保安の向上のため、線路と道路の立体交差化や踏切の整理統合を行ってきました。特に連続立体交差化については、1964(昭39)年に京王線の新宿駅〜初台駅間を地下化したのを皮切りに事業を順次進め、1993(平5)年3月に長沼・北野駅付近を、1994(平6)年府中駅付近をそれぞれ高架化し、線路と道路の連続立体交差化を実現しました。
 この結果、踏切数は1955(昭30)年度の322ヵ所から2011(平23)年度末で154ヵ所に減少しています。
 現在、東京都、調布市と協力して進めている調布駅付近連続立体交差事業のほか、 京王線笹怦ネ西の鉄道立体化について事業主体である東京都とともに事業化に向け、都市計画手続きや環境影響評価などを進めていきます。
 このほか、踏切に各種保安装置を設置し、保安度の向上に努めています。

種類別踏切数の推移

種類別踏切数の推移

調布駅付近連続立体交差事業

 東京都が整備を進めている都市計画道路と京王線との立体交差化を図るため、東京都、調布市と協力しながら、調布駅付近の連続立体交差事業を進めています。
 この事業の完成により、京王線の柴崎駅〜西調布駅間の約2.8kmと相模原線の調布駅〜京王多摩川駅間の約0.9kmを地下化し、鶴川街道や狛江通りなどとの立体交差化を図ることで、18ヵ所の踏切を廃止します。

※連続立体交差事業

 連続立体交差事業は2ヵ所以上の幹線道路を含む多くの道路と鉄道を連続的に立体化するものであり、道路整備の一環として施行する都市計画事業です。

調布駅付近連続立体交差事業

調布駅付近連続立体交差事業 断面図

踏切障害物検知装置・発光信号機

踏切障害物検知装置

踏切障害物検知装置

 踏切での列車と自動車などとの接触事故を未然に防止するため、94ヵ所の踏切に踏切障害物検知装置を設置しています。踏切障害物検知装置が踏切内に何らかの障害物を検知すると、発光信号機が作動して運転士に異常を知らせるとともに、ATC(自動列車制御装置)を介して列車にブレーキ制御の信号を送ります。

踏切支障報知装置(非常ボタン)

踏切支障報知装置

踏切支障報知装置(非常ボタン)

 踏切での列車と自動車などとの接触事故を未然に防止するため、すべての踏切に踏切支障報知装置(非常ボタン)を設置しています。踏切内で閉じ込められるなどの緊急事態が生じた場合、ボタンを押すと、発光信号機が作動して運転士に異常を知らせるとともに、ATC(自動列車制御装置)を介して列車にブレーキ制御の信号を送ります。

踏切の歩道部のカラー舗装化

 踏切内における歩行者の安全を確保するため、歩道のあるすべての踏切で車道と歩道を明確に区分するカラー舗装化を行っています。

くぐりぬけ防止啓発テープ

踏切の歩道部のカラー舗装化 くぐりぬけ防止啓発テープ

くぐりぬけ防止啓発テープ

 遮断桿が下りた後の踏切内への侵入を防ぐため、すべての踏切の遮断桿にくぐりぬけ防止の啓発テープを設置しています。

定時間警報装置

 朝間ラッシュ時間帯などで、列車が先行する列車に接近すると速度が低下し、踏切の遮断時間が長くなり過ぎてしまうため、踏切が閉まり始めるタイミングを遅らせる定時間警報装置を導入しています。
 朝間ラッシュ時間帯に遮断時間が長くなりやすい京王線の調布以東の踏切に整備しています。

種類別踏切数の推移

列車種別選別装置

 京王線は6種類(特急、準特急、急行、快速、通勤快速、各駅停車)、井の頭線は2種類(急行、各駅停車)の列車種別があります。
 速度の速い列車に踏切の警報開始点を合わせると、踏切の遮断時間が長くなり過ぎてしまうため、列車の種別や速度に合わせて踏切を制御する列車種別選別装置を設置し、踏切の遮断時間短縮に努めています。

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