Works 仕事紹介 工務部
Works
車両電気部は、すべての電気設備ならびに車両の設計・施工管理から検査・保守までを担当する技術部隊です。
その仕事は大きく電気系部門と車両系部門でわかれています。
電気の変換・供給、信号保安・通信設備のプロとして鉄道運行の安全を守る電気系部門。
安全な走行を守るきめ細やかな点検・整備で、快適な車両を提供する車両系部門。
確かな技術により、常に万全の態勢で各設備や車両を整備し、
お客様に安全と快適をお届けするその仕事は盛りだくさんです。
電気系
電気系部門の仕事は、変電・電力と信号・通信があります。
変電・電力は、電力会社から受電した電気を、電車はもとより駅・信号などのすべての施設に対応する変電所で変換するとともに、その電気を末端の施設までくまなく安定供給するための配電設備を設計・管理しています。信号・通信は、列車の運行制御を行う運転保安設備（ATC・運行管理装置・連動装置）のほか、踏切保安設備（踏切警報機・踏切遮断機・踏切障害物検知装置）、更には、京王線・井の頭線の沿線にある鉄道施設全般を結ぶ鉄道電話回線網などの鉄道通信インフラ全般と沿線に設置されている雨量計・風速計・地震計などの気象情報装置、ホーム監視用カメラ、列車無線装置、駅放送装置などの設計・管理などを行っています。
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車両系
車両系部門の仕事では、車両が常に安全走行できる状態を保てるよう、きめ細かなメンテナンスを行っています。京王線・井の頭線の３か所にある検車区では、日々の点検に加え、６日以内ごとに車両のブレーキなどの消耗品を検査する列車検査、３ヶ月以内ごとに車両の機能全般について検査する月検査を実施します。また、点検等の業務の他、車両基地内での車両運転を担当する「限定運転士」の仕事もあります。なお、大規模な検査・修理および車両改造や更新工事は、若葉台工場が担当しています。
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ATC（自動列車制御装置）
当社では、先行列車との間隔や曲線、ポイント、下り勾配、停車駅など様々な条件をもとに、常に適正な速度で走行するよう列車をきめ細かく制御する最新のATCを導入しています。これにより、列車速度が制限速度を超えることがなく、また、踏切の非常ボタンや障害物検知装置、駅ホームの列車非常停止ボタンなどとも連動し、非常の際には列車を自動で停止させることができます。更に、気象条件や地震などで速度制限をかけることができる安全性の高い装置です。この最新のATCは、車両電気部が設計・管理しています。
ATCによる列車制御のイメージ
曲線通過の場合
ポイント通過の場合
