自動運転車両を通じて、
これからの鉄道インフラを支える
2021年度入社・工学部 機械工学科卒
車両電気部 スマートモビリティ担当
※内容は取材当時のものです
Career Step
- 2022年
- 車両電気部 若葉台検車区
- 2024年
- 車両電気部 スマートモビリティ担当
Section 01.
なぜ鉄道の仕事に就こうと思ったのですか?
子供の頃から飛行機に乗る機会が多く、乗り物全般が好きでした。鉄道に関わる仕事がしたい。そんな私の想いを決定的にしたのが、東日本大震災の時に昼夜を問わず復旧作業にあたる鉄道会社の皆さんの映像でした。人々の暮らしを支える交通インフラを機能させるために奮闘する姿に心を動かされ、「自分も社会の役に立つ仕事に就きたい」と思うようになりました。京王電鉄の扉を叩いたのは、小さい頃から親しんできた路線だったから。さらにインターンシップに参加した時に、真剣に仕事と向き合うだけでなくオンとオフを切り替えて、いきいきと働く社員の皆さんと触れ合えたことも入社を後押ししました。
Section 02.
自動運転(ワンマン運転)システムに関わっているそうですね。
はい、そうです。少子高齢化や働き方改革を背景として鉄道にイノベーションが求められている中で、京王電鉄は乗務員の負担が少なく、安全かつ正確な電車の運行を可能にする自動運転(ワンマン運転)の実証試験を進めています。現在、井の頭線で車両改造と実証試験が行われており、将来は京王線にも拡大されていく計画となっています。車両や搭載機器のメーカー設計者と協議を重ねながら、自動運転設備を搭載する車両の設計仕様を決定することが私の担当業務です。人手不足やコスト削減などの鉄道会社としての経営課題を解決するだけでなく、鉄道インフラの維持を通して豊かな社会に貢献できる仕事なので、やりがいを感じています。友人に説明すると、「すごいね」と驚かれることも多く、その反応が非常に励みとなっています。
Section 03.
自信になった出来事を教えてください。
若葉台検車区に所属していた時、電車内の空気をよりクリーンに保つための空調フィルターの改善に携わりました。フィルターの専門知識は、まったく持っていない私でしたが、メーカー担当者の力も借りて「最適な特性を持つフィルター」を実現するための仮説を立案しました。その仮説をもとに現車で何度も試験を重ね、必要とされる性能やコストを満たす新しいフィルターを選定・採用することができました。自分が主体となって仕事を前に進めて電車を利用するお客さまに快適な環境を届けられたことがとても嬉しく、それと同時に大きな自信が得られました。
Section 04.
京王電鉄は、どんな会社だと感じていますか?
社員の挑戦を応援してくれる会社です。若葉台検車区に所属していた時、「自動運転に関わる業務がしたい」と面談で伝えていたら、今の部署への異動が現実になりました。さらに今の部署では一番の若手であるにもかかわらず自動運転システムの要となる車両搭載機器メーカーの選定という、非常に重要なミッションを任せてもらいました。話を聞いた時は、責任の重さに不安でいっぱいになりましたが、「自分の考えを貫きなさい。全力でフォローするから」と上司から背中を押してもらったおかげで、挑戦する勇気を持つことができました。最終的には、部長へのプレゼンまで担当し、説明後の質疑応答に手間取る場面もありましたが、無事に承認を得ることが出来ました。
Section 05.
仕事をするうえで、大事にしていることは何ですか?
技術者の仕事は、一人で黙々と取り組むイメージを持たれがちですが、そうではありません。たとえば検車区での点検では、限られた時間の中で効率よく作業を終えるため、チーム全員がお互いの作業をフォローし合います。また現在の業務でいうと、上司や先輩、メーカーの担当者と意見交換し知恵を借りることで、見えなかった解決策が見えてきます。いろいろな人と働く中で私が心がけているのは、「わからないことをわからないと伝えること」と「感謝の気持ちを言葉にすること」です。素直で丁寧なコミュニケーションに努めることで、周囲の力を借りて仕事を前に進めることができ、自分を成長させることもできるのだと思っています。
Section 06.
進路選びについてのアドバイスをください。
進路を選ぶ時は、誰もが悩みます。私自身、高校から大学に進むか航空整備士の専門学校に行くかで、大いに悩んだ経験があります。両親からは「将来の可能性を、狭く絞りすぎないほうがいい」と大学を勧められたのですが、簡単に従うことはできなくて、悩ましい日々を過ごしました。当時は苦しかったのですが、今思うと、悩んでいた時間は無駄ではなく、かけがえのない成長の糧になりました。就職活動も同様で、納得いくまで悩んで、最後は自分で決めれば、きっと後悔のない選択ができるはずです。どうか悩むことから逃げずに、されど時には悩むことを忘れて、おいしいものを食べたり友達と過ごしたり・・・うまく気分転換をしながら、就活を乗り越えてください!
Life Outside of Work
オフの過ごし方
休日は家でのんびり過ごすこともありますが、外出することの方が多くあります。その時の目的は、主に食べること。特にカレーが大好きで、おいしいお店を求めて食べ歩きます。自分の気に入ったスパイスのカレーに出会えると、幸せな気持ちになります。その他、思い立って高尾山に向かうこともあります。高尾山の自然に包まれていると、心が癒されます。観光客の少ない早朝の時間帯に散策するのがおすすめです。
Schedule
ある1日のスケジュール
9:15
出社
出社後、担当で朝ミーティングを行います。
9:30
メール確認
メールや当日の業務内容を整理。1日を効率よく過ごすために欠かせない時間です。
10:00
社内打ち合わせ
自動運転(ワンマン運転)実現に向け、社内の関係部署と打ち合わせ。定期的に情報共有や意見交換を行い、協力して進めています。
12:00
昼食
お弁当を持参することも多いですが、同期と気分転換に外食することも。リフレッシュして午後の業務に臨みます。
13:00
車両改造現場へ
現場へ行き、進捗状況を確認。不具合が発生していれば、担当や関連部署と対応方針を議論します。
15:00
メーカー打ち合わせ
車両の仕様検討を行います。メーカーの方々から多くの気づきや学びを得ることができ、日々の成長に繋がっています。
17:00
資料作成
打ち合わせ内容の整理や検討資料の作成などを行います。記憶が新しいうちに行うことと、分からない箇所を放置しないことを心がけています。
17:15
退社
定時で退社し、自宅でのんびりすることが多いです。フレックス制度を活用し早めに退社する日もあります。