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Members 社員紹介

比良田 和也 鉄道営業部 高幡不動乗務区 指導運転士兼車掌 2002年入社

塚原 望イメージ

子どもの頃から夢だった運転士。基本を大切に、誇りをもって乗務にあたる。

入社の決め手

比良田 和也イメージ

私は、子どもの頃から運転士に憧れを感じており、その夢を実現するために京王電鉄に入社しました。また、鉄道という業種の安定性も魅力に感じていました。
入社後は、駅係員・車掌を経験し、入社約4年後に念願の運転士になりました。車掌や運転士になるためには、それぞれ社内の登用試験があり、登用試験合格後、学科講習と技能講習を受け、修了試験をクリアすると晴れて車掌・運転士になることができます。特に運転士の場合は、国家資格である「動力車操縦者運転免許」を取得するため、約4ヶ月の学科講習と、5ヶ月の技能講習があり、それぞれに修了試験があるので、猛勉強しました。

現在の仕事内容とやりがい

比良田 和也イメージ

私がやりがいや手応えを感じる瞬間は、朝、たくさんのお客様を乗せた通勤列車に乗務し、無事に新宿駅へ着いた時です。朝ラッシュの運転は、運転士にとって特に重要な任務です。私が担当する京王線は、1列車10両で200mありますが、朝ラッシュの車内は、多い時で2,000人以上のお客様がご乗車されています。また、最混雑時間帯には約2分間隔で列車を運転しているので、前を走る列車との間隔を保つよう速度を指示する信号が頻繁に変化します。その中で、安全はもちろん、正確な時刻、お客様の乗り心地も考慮して運転しなければなりません。ですから新宿駅に着いた時は、毎回ホッとします。

将来の目標

比良田 和也イメージ

駅係員や車掌、運転士が仕事をしていく上で、最も大切にしているのが「基本動作」です。駅のホームなどで一度はご覧になったことがあると思いますが「指差確認」はその一例です。これらは決してパフォーマンスではありません。安全を守るために必要な手順や確認を怠らないよう、最も効率的に考えられた動作です。私は車掌時代、基本動作を守らなかったことで、出発時刻よりもかなり早く列車のドアを閉めてしまったことがあります。そのときは運転士から「まだ発車時間じゃない」と指摘され事なきを得ましたが、その時の自身の悔しさを今でも覚えています。先輩たちが失敗や経験を基に作り上げてきたものが「基本動作」であるということを、身を持って理解した経験であり、いい教訓となりました。今は指導運転士として、毎日たくさんのお客様の命をお預かりして列車を運転していることを常に意識し、安全に対して妥協しないこと、つまり基本動作を忠実に行うことをしっかり後輩に伝えていくことも私の使命だと思っています。

一日の仕事の流れ(泊まり勤務の例)

12:30
出社
13:00
乗務前の準備(点呼など)
13:30
乗務(数回の休憩あり)
23:45
乗務終了(点呼後入浴等就寝準備)
24:15
仮眠(個室仮眠室にて)
5:15
起床・乗務前の準備(点呼など)
5:45
乗務(数回の休憩あり)
11:00
乗務終了(点呼後退社)