Members 社員紹介
塚原 望 車両電気部 富士見ヶ丘検車区 技術掛兼限定運転士 2012年入社

女性技術職として、京王電鉄で新しい働き方を模索。安全への強い意志が、自らの仕事の幅を拡げていく。
入社の決め手

私は高専・機械科の出身です。高専を選んだのは就職に有利というのが理由。就職活動での選択肢は数多くありましたが、私が大切にしていたことは「誰かの役に立つ」ということ。鉄道というインフラを選んだのは、それが大きな理由です。京王電鉄に決めたのは、通っていた学校が京王線沿線ということもあり、台風や雪などの災害時でも強いという印象を持っていました。大雪でも簡単には止まらない強さは、当時は単純に「すごい」と感じていました。入社後の配属は、富士見ヶ丘検車区。ここでは井の頭線全線の車両点検を担当しています。女性技術掛は、まだ社内に数名しかいないだけに、女性代表としての意識も持って仕事をしています。
現在の仕事内容とやりがい

車両の点検整備は、6日以内に行う「列車検査」と3ヶ月以内に行う「月検査」を中心に、臨時検査なども行っています。入社後、最初は「月検査」を担当していましたが、現在は「列車検査」を担当しています。また現在は、国家資格の取得後「限定運転士」として車両基地内の車両入れ換えや、朝晩の出入庫等に車両を運転しています。日々の手応えにつながることは、自分が点検整備した車両が、お客様を乗せて運行しているところを見る時ですね。単純に喜びがこみあげてきます。一方大変なことは、車両点検の際、ある箇所が基準値に満たないといった時。その時は、どこが問題なのかを見つけるまでは、全員が帰れません。
将来の目標

京王電鉄では女性技術職は、私を含め数名しかいません。女性に扉を開いた歴史もまだ浅いので、女性技術職が、組織内でどのようにキャリアを築いていくのか。このこともまた、私たち女性技術職の大切な役割だと思っています。そのためには自分たちから発信していかなければならない。そう感じています。仕事を通じて技術が身につくことが、やりがいや手応えにつながることは当然ですが、新しい働き方を模索することもまた、大きなやりがいです。仕事は隔日勤務。新人時代は生活リズムを掴むことが大変でしたが、いまはすっかり慣れました。チーム内のあたたかい雰囲気も気に入っています。
一日の仕事の流れ(泊まり勤務の例)
- 9:00
- 始業点呼・引き継ぎ
- 9:30
- 業務開始(構内入換運転、列車検査、営業線対応)
- 12:00
- 昼休憩
- 12:45
- 業務再開(構内入換運転、列車検査、営業線対応)
- 18:00
- 夕食
- 19:00
- 業務再開(構内入換運転、営業線対応)
- 20:00
- 入庫
- 23:00
- 就寝
- 4:00
- 起床・出庫点検及び出庫、営業線対応
- 8:30
- 業務終了