本文へジャンプメニューへジャンプ

トップメッセージ

ごあいさつ 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 紅村康

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。
 当期(2016年度)の京王グループは、中期3カ年経営計画(2015〜2017年度)の2年目として、「鉄道事業の安全性・収益力の向上」「沿線拠点の開発」「将来的に成長が見込める事業の拡大」など、成長に向けた土台作りをグループ一丸となって推進しております。

当上半期決算の概要

 当上半期は、個人消費の伸び悩みが見られましたが、鉄道事業や不動産業が堅調に推移し、純利益は対前年3.1%増の144億円となりました。なお、当期の中間配当金につきましては、1株につき4円50銭といたしました。中間配当金を含む年間配当金につきましては、連結配当性向30%を目安としており、引き続き利益の確保に努めます。

将来にわたる発展・成長を目指し
既存事業の強化や成長分野の事業拡大を推進

 現在の当社を取り巻く経済環境は、雇用・所得環境の改善などを受けて緩やかな回復傾向が続いておりますが、将来の人口減少社会の到来は当社沿線での最大の課題と捉えております。また、海外に目を向けますと、海外経済に弱さはみられるものの、日本を訪れる訪日外国人数は年々増加しており、今後もしばらく増加傾向が続くと予想されます。
 このような状況において、京王グループでは、鉄道事業を中心とした既存事業を着実に推進するとともに、当社沿線の魅力を高め、沿線に住み続けていただくために、拠点開発や沿線価値の向上に向けた取り組みを進めております。また、増加する訪日外国人のニーズに応えた新たな施策などを実施し、成長の機会を掴んでまいります。

既存事業の着実な推進

 鉄道事業においては、京王線(笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに用地取得および設計業務を鋭意進めております。
 百貨店業では、「京王百貨店」でEC(電子商取引)事業における新たな事業機会の創出と顧客基盤の拡充を目的に、10月にセレクチュアー株式会社の株式を取得したほか、同じく10月、昭島モリタウンに「京王百貨店」サテライトショップの4店目を出店し、新たな収益基盤の確保を図っております。
 ホテル業では、客室の商品価値を高めるため、今年12月にかけて京王プラザホテル(新宿)において高層階の客室のリニューアルを進めてまいります。

沿線拠点の開発・沿線価値向上への取り組み

 京王線沿線においては、2017年秋の商業施設開業に向け調布駅周辺の開発を引き続き推進するほか、2018年春の開業を目指し多摩動物公園駅近くにお子様向けの遊戯施設を建設いたします。また、2017年2月の開業を目指しサービス付き高齢者向け住宅「スマイラス聖蹟桜ヶ丘」の開業準備を進めるなど、子育て・シニア世代などを対象とした生活支援サービスを推進しております。

インバウンド施策の実施

 新宿のショッピングモールに、中央高速バスで新宿とつながる中部地方を紹介する観光案内所や、手荷物預かり所など、訪日外国人向けの拠点を開設いたしました。また、訪日外国人の利用などが見込まれる地方都市において、ビジネスホテルとシティホテルの中間グレードのホテルの開業準備を進めております。

 これからも、将来に向けた収益・利益拡大に取り組むとともに、企業としての社会的責任を果たすことで、京王グループの企業理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指してまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2016年11月

トップメッセージ バックナンバー

▲ページトップへ

京王ナビへ

Copyright(C) Keio Corporation All rights reserved.