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ごあいさつ 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 紅村康

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。

 当期(2018年度)の京王グループは、「京王グループ中期3カ年経営計画(2018〜2020年度)」の初年度として、既存事業の収益力強化に取り組むとともに、これまでに進めてきた「成長に向けた土台作り」から成長の芽を育て、収穫し、「成長の実現」を完遂させるため、各施策をグループ全体で推進しております。

当第2四半期決算の概要

 現在の京王グループを取り巻く経済環境は、海外経済の不確実性を背景に、一部に先行き不透明な状況が見られるとともに、相次ぐ自然災害の影響がありました。当社においても台風の影響により運転の見合わせが発生いたしましたが、当社では今後も、「『安全』は最大の使命であり、最高のサービスである」ことを常に意識し、さらなる安全性の向上を目指して日々努力してまいります。

 一方、雇用情勢の改善などにより、全体としては緩やかな回復基調が続いており、当第2四半期決算については、流通業、不動産業、レジャー・サービス業において売上・利益ともに前年に対して増加したことなどにより、純利益は対前年3.2%増の151億円となりました。
 当期の中間配当金につきましては、1株につき25円といたしました。中間配当金を含む年間配当金につきましては、連結配当性向30%を目安としており、引き続き利益の確保に努めてまいります。

中期3カ年経営計画の取組み状況

 現在、京王グループでは、以下のような施策に取り組んでおります。

1 既存事業の収益力強化

 鉄道事業については、京王線(笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業を事業主体である東京都とともに引き続き推進し、一部工区において工事に着手いたしました。また、ホームドア整備事業など安全性の向上への取組みも引き続き進めております。座席指定列車「京王ライナー」はお陰様でご好評いただいており、11月には高尾山口発新宿行の臨時座席指定列車「Mt.TAKAO号」を運行いたしました。今後も、お客様のニーズに対応したサービスを提供してまいります。
 当社沿線においては、百貨店業で顧客層の拡大に向け、「京王百貨店」新宿店のアクセサリー売場や食品フロアなどの改装を進めたほか、仙川駅に近接する商業施設を「フレンテ」シリーズとして改装オープンするなど、競争力の強化をはかっております。

2 成長分野の収益基盤化

 ホテル事業では、多様な宿泊ニーズに応えるホテルメニューの拡充に向けて、5月にシェア型複合ホテルの5号店「RAKURO(ラクロ)京都」、11月に新ブランド「京王プレリアホテル 京都烏丸五条」を開業いたしました。また、2019年夏の開業に向け、「京王プレリアホテル 札幌(仮称)」の建設工事を進めております。
 加えて、中央高速バスで新宿とつながる高山市においてブランド力の強い「高山グリーンホテル」との連携を進め、2020年春の開業に向けた新館の建設に着手いたしました。

 このほか、「京王ほっとネットワーク」の移動販売では、4月から新たに北野地区で販売を開始し、現在約40カ所で販売を行っております。また10月には、柔軟な働き方の実現に貢献するため、「京王プラザホテル多摩」2階にサテライトオフィス「KEIOBIZ PLAZA(京王 ビズ プラザ)」を開業いたしました。今後も、沿線が将来にわたり活力を維持し、幅広い世代の方々にとって暮らしやすく魅力的な街となるよう、「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」づくりを進めてまいります。

 これからも、将来に向けた収益・利益拡大に取り組むとともに、企業としての社会的責任を果たすことで、京王グループの企業理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指してまいりますので、皆様の一層ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2018年11月

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