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ごあいさつ 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 紅村康

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。

 はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復をお祈り申し上げます。

2019年度決算の概要

 当期(2019年度)の京王グループは、「京王グループ中期3カ年経営計画」に基づき、“成長の実現”に向けた諸施策を推進してまいりました。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大により、訪日外国人旅行客が急激に減少したほか、外出自粛により国内個人消費も低迷するなど、大きな影響を受けました。その結果、当期の決算については、その他業を除く各セグメントで減収となり、営業収益は対前年3.1%減の4,336億円、純利益は対前年34.3%減の178億円となりました。

 当期の期末配当金につきましては、1株につき27円50銭といたしました。なお、中間配当金として1株につき25円をお支払いしておりますので、当期の年間配当金は1株につき52円50銭となり、前期より2円50銭の増配となります。

新型コロナウイルス感染症への対策

 新型コロナウイルス感染症への対策については、BCP(事業継続計画)に基づき対策総本部を立ち上げ、国内外の感染拡大状況の把握に努めるとともに、社会インフラを担う企業グループとして、感染の拡大防止と事業活動の継続に取り組みました。

 また、リスク管理体制強化に向けた取り組みとして、企業経営に重大な影響をおよぼす危機への対応力を高めるため、2020年4月に危機管理部門の組織再編を行いました。

中期3カ年経営計画の取り組み状況

2019年度における主な取り組み

 鉄道事業では、京王線(笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに用地取得を進めたほか、高架化のための準備工事を進めました。ラグビーワールドカップ2019™に向けた取り組みでは、飛田給駅において2018年度に使用を開始した2番線に続き3番線でホームドアの使用を開始したほか、鉄道の運行状況に関する案内の多言語化を進めました。また、安全・防犯対策の強化等を目的として、踏切や京王線の車両全編成の運転台などに監視カメラを設置しました。さらに、試合当日は駅や踏切に係員を配置するなどの対策に取り組み、大会期間中の安全輸送を確保しました。このほか、各種安全対策についても、着実に推進しております。今後も、「『安全』は最大の使命であり、最高のサービスである」ことを常に意識し、さらなる安全性の向上を目指して日々努力してまいります。

 座席指定列車「京王ライナー」は、ダイヤ改正において、5000系車両1編成を増備し、平日の朝間および夕夜間時間帯の運行を拡大しました。

 当社沿線では、「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」において、B館2階フロアに食物販・カフェなどを導入し、一部店舗の開店時間を早めるなど、駅利用者の利便性向上をはかりました。

 ホテル事業では、THE SHARE HOTELSの8号店「KAIKA(カイカ)東京」を竣工させるとともに、「高山グリーンホテル」において、客室を主体にレストラン・宴会場を備えた新館「桜凛閣(おうりんかく)」を竣工させ、開業に向けた準備を進めました。

 2020年度においては、引き続き新型コロナウイルスの感染防止対策の徹底や危機管理体制の強化などに取り組むほか、きめ細やかな増収策や適切なコストコントロール、グループ会社間の連携強化などの対策に取り組み、鉄道をはじめとした事業の安定的な運営を確保してまいります。グループ一丸となってこの難局を乗り越えてまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年6月

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