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トップメッセージ

ごあいさつ 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 紅村 康

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。

 はじめに、10月31日に京王線国領駅付近で発生しました列車内における傷害事件においてお怪我をされた方々ならびに、同列車にご乗車いただき、被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。また、お怪我をされた方々の一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。

 皆様には大変ご心配をおかけしましたが、警戒体制の強化等、安全対策に尽力して参ります。

2021年度第2四半期決算

 当第2四半期の京王グループの事業活動においては、新型コロナウイルス感染拡大が長期化し、大きな影響を受けました。このような状況の中で、感染防止対策をさらに徹底しながら、新たなニーズに対応した商品・サービスを提供するとともに、不要不急のコストを抑制するなど、利益水準の回復に取り組みました。これらの結果、その他業と「収益認識に関する会計基準」等の適用の影響が大きかった流通業で減収となり、営業収益は対前年同期0.3%減の1,378億円、純損失は前年同期と比べて改善したものの10億円となりました。(なお、会計基準変更の影響を除いた場合、営業収益は1,554億円で、対前年同期12.5%増となります。)

 通期の見通しにつきましては、期初からの緊急事態宣言が長期化し、想定していた事業環境から大きく乖離していることから、営業収益は3,050億円、純利益は18億円に見直しております。

 このように当社の業績は回復傾向ではございますが、未だ厳しい状況が続いており、当期の中間配当金は1株につき20円といたします。

2021年度における主な取り組み

 鉄道事業では、京王線(笹塚〜仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに用地取得を進めるほか、高架化のための準備工事を進めます。安全性向上策について、台風やゲリラ豪雨等による河川氾濫への備えとして、車両疎開訓練の実施や河川水位情報等の活用のほか、計画運休を行う際の情報提供など、各自治体との連携強化を進めます。

 そのほかサービス向上策では、土・休日に運行する「京王ライナー」および「Mt.TAKAO号」の停車駅に明大前を新たに追加しました。

 今後も、「『安全』は最大の使命であり、最高のサービスである」ことを常に意識し、さらなる安全性の向上を目指して日々努力してまいります。

 流通業・不動産業などでは、下北沢駅東側高架下で商業施設の建設工事を進めるほか、「京王クラウン街笹塚」について、駅改札前エリアの改装をはじめとした、収益力の強化に取り組みました。また、多様な働き方をサポートする取り組みとして、会員制サテライトオフィス「KEIO BIZ PLAZA」等に加え、リビタでは新しい暮らし方、生き方を提案するシェアオフィス「12(ジュウニ)」シリーズを拡大しました。

 ホテル業では新たな需要を取り込み、長期滞在プランや多様なニーズに合わせたサービスを提供するなど、京王グループのホテル全体で取り組み、厳しい事業環境の中でも収益の確保に努めました。

 新型コロナウイルス感染症対策については、鉄道事業においてラッシュ時間帯のお客様ご利用状況の提供や運行中の車内換気などさまざまな取り組みを実施し、お客様がより安心して電車をご利用できる環境の整備に努めています。

 また、商業施設やホテルにおいては、ソーシャルディスタンスの確保や消毒・清掃の強化などに取り組んでいます。

 グループ一丸となってこの難局を乗り越えてまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年11月

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