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ごあいさつ 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 都村 智史

ごあいさつ

 平素は、京王グループをご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。

 当期(2022年度)の京王グループは、「中期3カ年経営計画(2022〜2024年度)」の初年度として、「日本一安全でサービスの良い鉄道」を目指した各種施策に取り組んでいるほか、魅力的な「まちづくり」に向けて、駅を核とした拠点開発を進めております。また、今後の大規模投資の本格化を見据え、事業の選択と集中により各事業の利益水準を改善し、社会の変化に対応した抜本的な事業構造改革を行います。

2022年度第2四半期決算

 当第2四半期の決算は、すべてのセグメントで増収となり、営業収益は1,588億円、営業利益は94億円、純利益は42億円となりました。

 通期の見通しにつきましては、不動産販売業においてリノベーション物件の売上増を見込むほか、運輸業やホテル業においては堅調に回復しており、増収を見込んでおります。一方で、旅行業や百貨店業において想定を下回る業績で推移しており、営業収益を3,396億円に見直しております。

 なお、当期の中間配当金は1株につき20円といたします。

中期3カ年経営計画の取り組み状況

 鉄道事業では、京王線(笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業を進めているほか、ホームドアの整備、座席指定列車の運行拡大や駅施設リニューアルによるサービス向上に取り組みます。また、2023年度末を目標に、リアルタイム伝送機能付き防犯カメラを全車両、全駅へ設置予定です。鉄道輸送人員の急激な減少による厳しい環境下においても、将来にわたってより高度な安全・サービスを提供し、公共交通機関の社会的責任を果たし続けていくためには、運賃改定が必要との認識に至り、検討を進めております。一層の経営効率化とともに、これまで以上の鉄道サービスの向上を図ってまいりますので、ご理解賜りたく存じます。

 バス事業では、引き続き移動需要に即した運行規模の適正化を図り、効率的に運行することによって利益確保に努めました。また、東京ミッドタウン八重洲内に、京王電鉄バスが運営を担う「バスターミナル東京八重洲」の第1期エリアが開業しました。

 不動産業では、沿線拠点の価値創造を図るため、新宿駅西南口地区開発計画をはじめとした「まちづくり」に地域社会と連携して取り組みます。また、(株)サンウッドと共同事業を実施するなど、新築分譲マンション事業を拡大するとともに、不動産販売業を強化します。

 ホテル業では、ホテル全社で早期の営業黒字化を実現するため、水際対策緩和後のインバウンドの取り込みや、全国旅行支援など国内ニーズの取り込みを推進します。

 このほか、スタートアップ企業との事業共創による「京王オープンイノベーションプログラム」を実施しています。基幹事業である鉄道事業の抱える課題と、外部企業のもつサービスや技術をかけ合わせることで、次の時代につながる移動と沿線の価値向上の実現を目指します。

 加えて、専門性の高い人材の育成・採用と多様性の確保を進めるほか、気候変動への対応を行うことにより、サステナブルな経営基盤を整備し、盤石な経営推進体制を構築します。

 以上の施策を通じ、京王グループの企業理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指してまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2022年11月

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