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ごあいさつ 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 都村 智史

ごあいさつ

 平素は京王グループをご愛顧いただきましてまことにありがとうございます。

 京王グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症による生活様式の変容を経て、ポストコロナ社会に移行しています。ホテル業では、インバウンド需要の急激な回復が見られ、百貨店業においても国内需要を中心に回復が見られます。一方で、テレワーク等の定着により、鉄道・バスの輸送人員は、コロナ禍以前の水準に回復することは想定できない状況にあります。こうした状況下においても、防犯対策やバリアフリー設備の整備を進め、あらゆるお客様が安全・安心・快適にご利用いただける鉄道サービスを提供し続けていくために、運賃改定の申請をさせていただくこととなりました。引き続き経営効率化を徹底するとともに、お客様サービスのさらなる向上に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2022年度決算ならびに2023年度計画

 当期(2022年度)の決算は、すべてのセグメントで増収となり、営業収益は3,471億円となりました。営業利益はその他業を除く各セグメントで改善し214億円、純利益は131億円となりました。

 2023年度計画につきましては、ホテル業で訪日外国人旅行客の大幅な増加を見込むほか、運輸業や流通業において需要が回復し、営業収益は3,680億円を計画しています。一方で、水道光熱費や人件費などの費用の増加を見込んでおり、営業利益は210億円、純利益は158億円を計画しています。

 なお、当期の期末配当金は1株につき20円(中間配当金を含めて年間40円)といたしました。

中期3カ年経営計画の取り組み状況

 運輸業では、電車・バスが2023年4月15日に開業110周年を迎え、関連施策を1年間にわたり実施します。また、「日本一安全でサービスの良い鉄道」に向けた取り組みとして、リアルタイム伝送機能付き防犯カメラの全車両・全駅への設置およびホームドアや段差・隙間対策などホーム安全対策、京王線(笹怏w〜仙川駅間)連続立体交差事業等を進めてまいります。

 不動産業では、新宿駅西南口地区開発計画について、南街区の2028年度竣工に向けて解体工事に着手しました。

 ホテル業では、急回復する宿泊需要の取り込みに向けて、営業施設改装と顧客サービスの拡充による競争力の強化を行ってまいります。

 新たな取り組みとして、スタートアップ企業との事業共創による「京王オープンイノベーションプログラム」において、7件の提案を採択し、実証実験を行いました。また、新たな金融サービス「京王NEOBANK」を2023年秋から提供します。

 このほか、サステナビリティ基本方針を定めるとともに、気候変動対応としてTCFD提言への賛同と、CO2排出量の削減目標の開示を行いました。また、人財戦略として、人材育成方針を策定いたしました。

 以上の施策を通じ、京王グループの企業理念である「信頼のトップブランド」の確立を目指してまいりますので、皆様の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年6月

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