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沿線に多数の大学があることから、東京におけるスタート地点として多くの学生が集まってくる。また、新宿から、調布、府中、多摩、八王子などの居住地域を結ぶ京王線には多くの社会人、家族が暮らしている。また、井の頭線が通る渋谷や下北沢、吉祥寺などにはカルチャーを発信する場として多様な人が訪れる。そして、それぞれの街に特徴があり、そこに集まる人にも特徴がある。だからこそ、一つの街のスタイルを横展開するのではなく、その街に合ったスタイルを考える必要がある。
それぞれ特徴のある街が沿線に散らばっていて、それが好きで集まる人たちがいる。だからこそ、その場所にしかないポテンシャル(人々や文化、歴史、産業、地理…)を、どのように活かせばいいのか、またその場所の人たちがより良く生きるために何をすべきかに向き合っている。たとえば、地域が持つ特色を活かした調布エリア・多摩動物公園エリアの開発や子育て世代が暮らしやすく、シニア世代が生き生きと暮らせる街づくり。あるいは、沿線を利用される方々の快適性向上を目指した京王ライナーの導入。人を主役にしている私たちは「その場所のポテンシャルを活かすこと」を大切にし、取り組んでいる。
「その場所の人々」のために、「その場所にしかないポテンシャル」を活かすことを考え、実行する。この姿勢は、沿線を超えても変わらない。たとえば、全国各地の老朽化したストックを再生し、地域特有の体験・コンテンツ・人との関わりを国内外の旅行者に提供することを目指すTHE SHARE HOTELS。あるいは、中央道の高速バスエリアの地域活性化に向けた、中部地方での広域観光ルートづくりや貨客混載事業。私たちの人への想い・姿勢は、沿線を超え、事業を超えて紡がれていく。
自分の知識や能力を高める、多くの面白い仕事を体験できる。それもあるかもしれない。しかし、京王のジョブローテーションには、もっと大切な意味がある。それは、「自分が成長する」ということであり、それが「人のためにつながる」ということ。多彩なキャリアの中で、多くの人と出会い、多くの地域の在り方と出会う。その経験こそが、京王らしさにつながり、人のために働くことの魅力をさらに実感できるようにする。
AI・IoTなどのデジタル技術が急速に加速していく中で、私たち京王が、今後目指すべき姿とは何だろうか。これまでのビジネスモデルを単に横展開するだけではうまくいかない。これからの新たな時代に、デジタル技術を掛け合わせ、価値観、人、地域にあった新たな価値を提供していく。これまで大切にしてきた「人への想い」を紡ぎ、これまで築きあげてきたノウハウをどのように還元できるのかを考え、一つ一つ向き合っていく。それこそが京王の未来、日本の未来の答えになると信じている。
KEIO RECRUIT 2024