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運転保安の向上

鉄道施設の保守点検

線路の保守点検

 線路とは、列車の走行に必要なレール・マクラギ・道床(どうしょう)・トンネル・橋・踏切などの総称です。線路を常に正常な状態に保つために、レール・マクラギ・道床の更換など、線路の保守点検を毎日行っています。線路上の道床砕石を突き固めたり、更換する保守作業は、列車の乗り心地を良くする他、騒音・振動を抑えるために実施しています。この突き固め作業には、マルチプルタイタンパーと呼ばれる作業車を使用して効率的に行っています。

電線路の保守点検

線路・電線路

 電線路とは、線路に沿って設置されている電線やこれを支える電柱などの支持物の総称です。電線路には、列車の走行に必要な電気を供給するトロリ線などの電車線と、駅の照明・エレベーターなどの設備や信号機・踏切の遮断機などの保安設備に必要な電気を供給する高圧配電線があります。これら電線路を通して、各種機器に電気を安定供給するため、定期的に保守点検を行っています。

総合高速検測車(DAX)

総合高速検測車

 実際の列車と同じ速度で走行しながら、架線と軌道を同時に検測することができる総合高速検測車を京王線に導入しています。従来は、架線と軌道の検測は主に終電後の限られた時間に別々で行っていましたが、総合高速検測車は架線と軌道を同時かつ日中に検測できるため効率化されました。検測で得られたデータを保守計画に反映し、安全性・乗り心地の向上を図ります。

車両の検査・保守

 列車を安全に運行するために定期検査を行っています。日常的な検査は検車区(京王線は若葉台・高幡不動、井の頭線は富士見ヶ丘)で実施し、大規模な検査と修理は若葉台工場で実施しています。

●検車区

 10日を超えない期間に行う「列車検査」や3カ月を超えない期間に行う「月検査」という定期的な検査と、臨時の検査や小規模な修理を行う他、車両の清掃を行っています。また、若葉台検車区では床下型車輪旋盤装置による車輪の削正を実施し、静かで乗り心地の良い車両を維持しています。

●工場

若葉台工場

若葉台工場

 4年または走行距離が60万kmを超えない期間に行う「重要部検査」と8年を超えない期間に行う「全般検査」の他、更新工事や大規模な修理を行っています。これらの業務を行っている若葉台工場は、公害の発生源とならないよう汚水処理など、さまざまな対策が施されています。

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