中期経営計画
京王グループは、「京王グループ中期3カ年経営計画(2022年度〜2024年度)」を策定しています。
グループ経営ビジョン
京王グループ経営ビジョン
京王グループは、変化する社会のニーズに対応したサービスを提供し、
安心・便利で活き活きとした沿線づくりに取り組むことで、
信頼され「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」を追い求め続けます。
また、発展し続けるグループへの変革を目指すため、
成長する新たな市場へチャレンジします。
実施期間
2022年度〜2024年度
中期経営計画の概要
京王の「原点」を再構築し、沿線生活を維持する公共交通事業者としての役割を果たすため、中長期方針を立てています。
2030年代に本格化する大規模投資期に向けて、「RE START」するという方針のもと、「RE DEVELOPMENT(まちづくりへの注力)」、「RE STRUCTURING(事業構造改革の推進)」、「RE INFORCE(稼ぐ力の強化)」の3つを掲げ取り組みを行っています。
- 新しいライフスタイルを牽引する存在として、生活圏内の回遊性向上を図る
- 豊かで魅力的な「まちづくり」への主体的な関与
- 新しい移動需要の創出
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まちづくりへの注力
- 生活圏内の回遊性向上により、新たな移動需要を創出
- 沿線のエリアマネジメント
- 駅を核とした拠点開発
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事業構造改革の推進
- DX推進によるコスト構造改革やグループ横断的なデータ活用
- 不採算領域の見極め、選択と集中
- 人流やインバウンドに依存しない事業構造構築
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稼ぐ力の強化
- 分譲マンション事業をはじめとする不動産販売業の強化
- 出口戦略を見据えた新規資産の取得と売却
- 物流事業進出やBtoB領域の拡大
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- 鉄道事業の方針 日本一安全でサービスの良い鉄道
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- より高度な安全・安心の追求
- お客さまニーズを先取りしたサービスの提供
- さらなる社会貢献を通じた地域・社会との共生
- 未来を見据えた盤石な事業運営体制の構築
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- 経営の方針 強固な経営基盤
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- 専門性の高い人材の育成・採用と多様性の確保
- 環境への取り組み
- 大規模投資期のキャッシュアウトに耐えうる財務基盤づくり
中期経営計画のポイント
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- 鉄道事業の安全性・サービス向上
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- 連続立体交差事業の推進やホームドア整備・防犯カメラ設置等による安全・安心の再構築
- 座席指定列車の運行拡大や駅施設リニューアル等によるサービス向上施策の検討
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- まちづくりと大規模拠点開発
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- 新宿駅西南口地区開発計画の推進
- 笹塚以西連続立体交差事業の推進
- 聖蹟桜ヶ丘エリアなどまちづくりの推進(生活圏内の回遊性向上)
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- 不動産業の強化
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- 資産回転により資産効率を維持しながら新たな収益源を確立
- 分譲マンション事業での領域拡大
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- ホテルの早期黒字化
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- 不採算領域の見直し、ローコストオペレーション推進
- 国内優良顧客の開拓
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- 強固な経営基盤の整備
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- 専門性の高い人材の育成・採用と多様性の確保
- 大規模投資期のキャッシュアウトに耐えうる財務基盤づくり
経営目標
本中期計画最終年度には、2018年度(過去最高益)の85%程度まで「稼ぐ力」を回復・向上させることを目標にしています。
項目 | 2021年度実績 | 2022年度計画 | 2023年度中期計画 | 2024年度中期計画 | 2018年度実績 | 対2018年度増減 |
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営業収益 | 2,998億円 | 3,460億円 | 3,630億円 | 3,880億円 | 4,475億円 | - |
営業利益 | 7億円 | 149億円 | 250億円 | 340億円 | 400億円 | △60億円 |
経常利益 | 53億円 | 135億円 | 237億円 | 324億円 | 392億円 | △68億円 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 55億円 | 64億円 | 180億円 | 240億円 | 272億円 | △32億円 |
EBITDA | 322億円 | 449億円 | 576億円 | 675億円 | 767億円 | △92億円 |
- EBITDAは、営業利益+減価償却費+のれん償却額により算出しています。
- 2021年度より「収益認識に関する会計基準」等を適用しているため、営業収益の増減は非表示にしています。