脱線事故防止
輪重測定装置
車両の輪重比(左右の車輪にかかる荷重のばらつき)が国の推奨する10%以内となるよう、輪重測定装置を導入し、調整しています。
車輪フランジ角度
車輪にあるひっかかり部分(フランジ)とレールの水平面に対する角度は、国が推奨している70度を採用しています。
脱線係数の測定
曲線を走行中に、車輪がレールを下方向に押す力と横方向に押す力を測定することで脱線の危険性(脱線係数)を常時監視することが可能な「PQモニタリング台車」を京王線の営業線車両に導入しています。
脱線防止ガード
国からの通達では、半径200m以下の曲線に脱線防止ガードを設置することが定められていますが、当社では、その基準を上回る半径300m以下の曲線に設置しています。また、ポイント(分岐器)や踏切道にも設置しています。
軌道の平面性
曲線部における軌道のねじれを測定し、国が定める平面性の基準値を満たすよう管理しています。
レールの研削
レールの傷などをなくし、安定した列車の走行と騒音・振動の軽減のため、レール削正車と呼ばれる作業車を使用して定期的にレールを研削しています。