社会貢献活動

京王グループは、お客さまに安全で快適なサービスを提供することに努めています。地域社会・行政・株主・社員といった全てのステークホルダーと誠実な関係をつくり、環境保全活動や社会貢献活動に積極的に取り組むことで、「信頼のトップブランド」になることを目指します。

地球環境とともに

基本的な考え方

京王グループは「環境にやさしく」という「京王グループ理念」に基づき、2004年に「京王グループ環境基本方針」を、2010年に「生物多様性行動指針」を定め、環境保全活動の推進のため、環境マネジメントに取り組んでいます。

自然との共生社会

京王クリーンキャンペーン

1991年から沿線地域の環境保全を目的に、毎年高尾山や多摩川の清掃活動を行っています。2023年5月には、多摩川で清掃活動を行い、一般のお客さまと京王グループ社員あわせて398名が参加しました。

京王水源の森

2021年9月に東京都水道局の「みんなでつくる水源の森」に賛同し「東京水道~企業の森」の協定を締結しました。当社は多摩川との関わりが深いため、本協定にてネーミングライツを設定した水道水源林の一部を「京王水源の森」(約2ha)とし、水道局と連携し植栽活動や保全作業などを通じて、多摩川源流域の森林保全に貢献していきます。

森林再生への取り組み

日本山岳会「高尾の森づくりの会」は裏高尾の小下沢風景林をフィールドに、50年、100年計画で、花粉の少ない森、多様で豊かな森の復元を目指してボランティア活動を続けています。京王電鉄はこの会の趣旨に賛同し、2002年から広葉樹の植樹用苗木約17,000本を提供するとともに、間伐作業などの育樹活動のお手伝いをしている他、森林作業や自然観察などを通じて自然の大切さを学ぶ「高尾の森親子森林体験スクール」を2008年から共催で開催しています。

線路脇の緑化

降雨による法面の崩壊を防ぐとともに、お客さまに沿線風景を楽しんでいただくことを目的として、井の頭線を中心に線路脇へアジサイ・ツツジ・サザンカなどを植栽し、緑化を行っています。この取り組みは、2010年度に『杉並「まち」デザイン賞』を受賞しました。

地域社会への貢献

京王アカデミープログラム

幅広い世代を対象に、「文化」「教育」「子育て」に関する学びプログラムを提供しています。

京王キッズおしごと隊

京王グループでの職業体験を通じて、自分の将来の職業について考え、社会の仕組みを知るプログラムとして2009年から実施しています。

沿線めぐり

2023年6月に開催した沿線めぐり「伊能忠敬と高尾山歴史散歩」~伊能測量隊の軌跡と髙尾山薬王院~では、高尾山も測量した伊能隊の軌跡を探求し、髙尾山薬王院の歴史や高尾山の自然を感じる企画を実施しました。

髙尾山峰中修行体験合宿

子どもたちが座禅、法話、写経、水行など、普段ではなかなか体験できない髙尾山薬王院の修行を通して、「新しい友達をつくる」「自然に触れて自然を大切にする」「心に残る思い出をつくる」ことを目的とし、1970年から実施しています。

京王音楽祭

1994年から開始した「京王音楽祭」は毎回テーマに趣向を凝らし、多彩なアーティストを迎えて開催するチャリティコンサートです。2022年に開催した際の入場料の一部は日本赤十字社に寄付しています。

京王駅伝フェスティバル

2013年から、調布市の味の素スタジアムで開催しています。駅伝だけでなく家族やグループで楽しめるよう京王グループ各社の出店や、キャラクター出演などを行っています。2022年に開催した際の参加料の一部は日本赤十字社に寄付しています。

広報誌・Webを通じたコミュニケーション

京王ニュース・あいぼりー

京王グループの事業、イベントや沿線情報についてお知らせする「京王ニュース」を毎月発行している他、沿線の皆様の生活・レジャーに役立つ情報を発信する京王沿線生活マガジン「あいぼりー」を年6回発行しています。
また、Webサイト「京王ホームページ」では、電車のご案内をはじめIR・企業情報、沿線のおでかけ情報などを掲載しています。さらに、高尾山と周辺エリアの情報サイト「山ほど遊べる TAKAO」では、山登りだけではない高尾山と周辺エリアの楽しみ方を紹介しています。
その他、京王電鉄広報公式 X や京王電鉄キャラクター「けい太くん」のFacebook やインスタグラムを通じて、企業・沿線情報を発信しています。

周辺環境への配慮

騒音・振動対策

車輪の振動を自動的に検出するセンサーを京王線・井の頭線に各1カ所設置し、騒音・振動を早期に発見・改善しています。また、レールを溶接して継目箇所を少なくしている他、鉄橋に防音材などを使用することで、騒音・振動の低減に努めています。

  • 雨天時などのブレーキ中に車輪がロックしてレール上を滑ると平らな部分(フラット)ができ、騒音・振動のもとになります。

  • フラットによって生じる車輪の振動を自動的にセンサーで検知し、すぐに車両基地へデータが転送されます。

  • 車両基地で車輪の削正や交換を行いフラットをなくし、騒音・振動・乗り心地を改善します。

安全・社会・環境報告書

2022年度までの「安全・社会・環境報告書 CSRレポート」をご覧いただけます。