電車図鑑

当社の鉄道事業は、新宿を起点とする京王線と、渋谷を起点とする井の頭線からなり、東京都西部を中心に神奈川県北部にもまたがる84.7㎞の営業路線においてお客さまを運んでいます。

現有車両ガイド

通常列車だけでなく座席指定列車「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」としても運行している5000系

京王線5000系・9000系・8000系・7000系と井の頭線1000系の現車両と、事業用車両・作業車をご紹介します。

鉄道車両の変遷

車両の変遷にみる京王線の歩みを、写真とともにご紹介します。

京王電気軌道13型13号車
戦前期

1913年4月、京王電気軌道が笹塚~調布間12.2kmを木造4輪単車で開業したのが京王線の始まりです。その3年後には府中まで延長、さらに9年後の1925年には玉南電気鉄道の開通により東八王子に達しました。 また、1933年には帝都電鉄によって井の頭線が開業しました。

デハ1700型1704号車。東横線用車両の転用車。
戦後復興・発展期

戦時立法により東京急行電鉄と合併した旧京王電気軌道と旧帝都電鉄は、1948年6月に東京急行電鉄から分離独立、京王帝都電鉄として再出発しました。しかし東京大空襲で多数の車両を消失し、満身創痍の再出発でした。 戦後の復旧はまず戦災車を復旧し、列車本数を増やすことから始められました。これが一段落した時点で、京王線は軌道線から高速鉄道への歩みを始めます。 昭和30年代以降は沿線の開発が進み、輸送人員は年々増加の一途をたどりました。それに伴い公共輸送機関としての使命を果たすべく高尾線・相模原線・京王新線を開通させ、特急の運転開始や列車の長編成化など、輸送力増強とスピードアップ、安全性の向上を図って飛躍的な進歩をした時期です。 同時に最新技術を投入した新型車両が登場しました。