さる園のサルたちになごみ、野草園で高尾山の自然を満喫

約90頭いるというニホンザルたちが愛らしい姿を見せてくれる『さる園』。ケーブルカー高尾山駅から徒歩3分のところにあり、約2,800平方メートルの『野草園』も併設しています。

さる園

さる園には約90頭のサルたちが生活しており、さる山はガラス越しの屋内からと屋上の観察スペースの２ヶ所で見ることができます。 お互いに毛づくろいをしたり、寒い日には身を寄せて温め合ったり生き生きと暮らす姿や、毎年4月初旬～8月上旬にかけて生まれるかわいい子ザルを見ることができます。 サルたちは、母ザルの名前から一文字もらう“しりとり風”で名付けられます。オソノさんの子どもたちは、ノビタ・ノンキといった具合。 ジャンプや綱渡りするかわいいサルたちもいます。よく見かけるのは、親子や仲良し同士で毛づくろいをしている様子。熱中しすぎて子ザルをモヒカン姿にしてしまった親ザルもいるほどです。 飼育員は全頭の名前はもちろん、性格も把握しており、個性やサル社会のルール、生態などの詳しい解説が聞けるのも魅力です。また、さる舎の屋上では、「おさるのおやつ」を販売しており、お子様連れのお客様にも人気です。

野草園

高尾山の植生は世界的にも有名で、以前は登山道の脇でさまざまな野草を見ることができました。しかし、環境の変化とともに今では見かけることのできない種も増えています。『野草園』は、高尾山に昔から自生していた山野草を中心としてできるだけ自然の姿で見られるように配慮した施設で、高尾山で発見され、その名前がついた「タカオスミレ」をはじめ、約300種類を四季を通じて楽しむことができます。園内の散策路をたどれば15分ほどでひと回りすることができます。『野草園』の一角には、野鳥たちの自然な姿を観察できるバードウォッチングハウス『憩の館』もあります。