全てのお客様にご利用いただきやすいよう、バリアフリー設備を整備しています。エレベーターなど主要な設備の整備については、国や地方自治体の助成制度を活用しているものもあります。
全駅の出入口から各ホームまで段差がなく移動できるよう、エレベーターやスロープを設置している他、エスカレーターを設置しています。エレベーターは66駅に、エスカレーターは47駅に設置しています。2020年度には新宿駅(京王新線口)改札外にエレベーターを新設しました。
車いすをご利用のお客様や大きな荷物をお持ちのお客様などにご利用いただけるよう、通路幅を広くした自動改札機を68駅に設置しています。
触知案内図
凹凸・点字・ピクトグラム(案内用図記号)を用いた触知案内図を全駅に設置しています。
また、自動券売機には点字および音声案内機能を備えている他、点字運賃表を全駅に、点字手すりを全ての階段に設置しています。
車いすをご利用のお客様や小さなお子様連れのお客様にも安心してご利用いただけるバリアフリートイレを68駅に設置しています。入口付近に触知案内図を設置している他、オストメイト対応の水洗器具も整備しています。
耳の不自由なお客様にスムーズなご案内ができるよう、全駅に筆談器を備えています。
音声音響案内
目の不自由なお客様に駅施設の配置などを音声または音響でお知らせする設備を全駅に設置しています。ホームの階段は鳥の鳴き声、改札口などはチャイムでお知らせしています。
車いすをご利用のお客様に配慮し、つま先部分の蹴込みを設けた自動券売機を設置しています。
目の不自由なお客様を誘導・注意喚起するブロックを全駅に設置しています。
階段の段差を視覚的に認識しやすいよう、全駅の階段踏面の端部に明度差を付けています。
電車の乗り降りをしやすくするために、一部の駅ではホームのかさ上げを行い、車両とホームの段差を縮小しています。また、車両とホームの間に渡す車いす用スロープ板を全駅に備えています。
列車が駅に接近していることをホームの行先案内盤および放送でお知らせしています。
車いすスペース・ベビーカースペースを全編成に設置しています。また、既存車両のリニューアルにあわせ、順次増設を進めています。2022年度には京王線1編成(8両)に整備しました。新造車両では1両に最低1か所の車いす・ベビーカースペースを設置してまいります。
次の停車駅などを文字でお知らせする車内案内表示器(LEDまたは液晶画面)と、ドアの開閉を音でお知らせするドアチャイムを全車両に設置しています。
車両のドアが開閉することを光の点滅でお知らせする開閉予告表示灯を、京王線・井の頭線の一部車両の各ドア上部に設置しています。
電車内で緊急事態が発生した際に、ボタンを押すことで乗務員に通報できる車内非常通報器を全車両に設置しています。また、一部の車両では乗務員と通話できる機能も備えています。
車内点字シールと明度差
目の不自由なお客様が、ご乗車になっている車両の号車・ドア位置が分かるよう、車両のドアに点字シールを貼付しています。
また、車両ドアの位置を視覚的に認識しやすいように、明度差を付けています。
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」第9条の4および5に基づく計画・報告については、以下の通りです。
東京都が策定した「鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方」に基づく、都内のバリアフリーに関する整備計画については、以下の通りです。