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京王電鉄50年史

第1部 戦後復興から事業の多角化へ(1948〜1969)

第1章 京王帝都電鉄の設立

4 沿線の観光開発と不動産部門の発足

 京王沿線に住宅・学校・事業所等の進出が続き、通勤・通学の足となる一方で、当社は旅客誘致対策として沿線観光資源の開発に努め、戦後まもなくハイキングコースの整備、平山城址公園の造園、東京朝顔園の開園などを実施しました。

1955(昭30年)に開園した京王遊園

1955(昭30年)に開園した京王遊園

 続いて1955(昭30)年、京王多摩川駅付近に京王遊園を開園、59年に京王遊園内にプールを開設しました。また1956年、同じく京王多摩川駅付近に東京菖蒲苑(のちの京王百花苑)を開園しました。さらに、1957年には、梅の名所として知られる百草園を譲り受け、現在まで整備・管理を行っています。

 1958年、七生村(いまの日野市)と協力して誘致した東京都多摩動物公園が開園し、沿線各地からのバス路線を整備しました。そして、1964年には多摩動物公園線(いまの動物園線)が開通し、利便性が著しく向上しています。

 一方、当社では、戦前の京王電気軌道時代から沿線の土地開発・住宅地造成を手がけており、戦後1950年には土地・建物の売買仲介を再開しました。1955年、沿線開発を強力に推進するため、田園都市建設部をスタートさせ、57年に「つつじヶ丘住宅地」の分譲を開始、そのとき最寄りの金子駅をつつじヶ丘駅と改称しています。


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