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京王電鉄50年史

第1部 戦後復興から事業の多角化へ(1948〜1969)

第2章 都市型私鉄への事業拡大

3 バス部門の成長

スーパーデラックスバス

スーパーデラックスバス

 バス事業は、設立直後の鉄道を支え、再建の大黒柱でした。1950年代後半には、路線バス各社はその営業エリアがほとんど確定化していましたが、当社は沿線人口が増大する多摩地区を中心に発展していました。

 1956(昭31)年に、バスの通勤・通学定期券の発売を開始しました。1960年には、労働力不足の解消と人件費の抑制を目的に、都内初のワンマンカーを導入しました。

 しかし、このころから都区内を中心にマイカーが急増し始め、交通事情の悪化により、バスの運行効率が低下することで運行経費が増加し始めていました。反面、多摩地区は1963年の公団団地建設などで沿線人口が増大し、着実に収入を伸ばしていました。

 一方、観光バスについては、1961年に始まった観光バスブームに乗って好調な業績で推移していました。1963年には観光バス車両数が51両にものぼっており、車両そのものもデラックス化・高性能化されていきました。

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