1960年代に実施した京王線併用軌道の地下化・昇圧・特急運転の開始など近代化のための諸施策により、1970年以降に京王沿線の開発が促進され、輸送需要が急増しました。これに対応するための輸送力増強と合わせ、安全対策や保安度向上に対する対策も進められていきました。
1965(昭40)年から10年の間に自家用車数が4倍の伸びを示すなど、渋滞による道路交通事情の悪化により、路線バスを取り巻く状況はますます厳しいものになっていきました。
土地投機による地価の高騰現象は、1973(昭48)年以降の土地分譲・開発に対する法的規制の強化に加えて、オイルショックとその後の不況が重なり、一転して土地取引が停滞するようになっていました。