都営地下鉄新宿線の延伸開業により、京王線は岩本町まで直通運転を開始しました。
(都営新宿線市ヶ谷駅) 1980(昭55)年3月
1978(昭53)年10月、新宿駅の地下30メートルに京王新線新宿駅が開業し、同時に新宿〜笹塚間が複々線化されました。同区間の複々線化については、1966年に申請をし、71年から本格的着工を開始しました。この間、オイルショックによる工事費高騰などの労苦を経て、ようやく開通にこぎつけました。この結果、新宿〜初台間の最混雑率は196%(1977年)から155%に緩和されました。
そして、1980年3月に都営地下鉄新宿線の、新宿〜岩本町間が開通し、新線新宿駅で京王線とつながり、相互直通運転を開始しました。このことにより、京王線が都心に直結し、首都圏交通の大動脈の一翼を担うことになりました。