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京王電鉄50年史

第3部  企業体質の抜本的改善とグループの再編成(1986〜1998)

第3章 バス事業の生き残りをかけて

1 乗りやすいバスづくり

 逸走したお客様を取り戻すため、「乗りやすいバスづくり」を掲げて、対策に一層取り組むことになりました。

 車両設備の向上については、1976(昭51)年以来進めていた車両の冷房化を、91年に完了しました。

バス運行管理システム全体図

バス運行管理システム全体図

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 バス離れの大きな原因のひとつである定時性の低下に対する対策として、「バス運行管理システム」を1988年から89年にかけて全営業所の全車両に導入しました。これは、営業所と出庫車両とを無線で結び、車両の現在位置や停留所の通過時刻をコンピュータで分析し、区間別の所要時分・終着地への到着予定時刻等をモニターに表示し運行状況を把握、適切な運行手配に役立てるものです。

 1980年代になると、コンピュータの台頭とビジネスの国際化につれて、夜間の交通手段の確保が求められるようになりました。当社では1980年から深夜バスを運行していましたが、終電後に新宿と郊外を直結する深夜急行バスの運行を89年12月から実施しました。

京王八王子駅ビル1階に開設された京王八王子駅バスターミナル

京王八王子駅ビル1階に開設された京王八王子駅バスターミナル

 京王八王子駅が地下化された1989年12月、西側部分の出入口を整備し、東京西部の高速バスの拠点として京王八王子高速バスターミナルを新設しました。この時、沼津までの高速バスが運行を開始したほか(現在は廃止)、西東京バスが、金沢・京都・大阪への高速バスを運行しています。また、同年9月には、路線バスの京王八王子バスターミナルも使用開始、駅前広場の車両の輻輳が解消されました。

 1992年4月に、駅前の一等地を有効活用するため、それまでJR八王子駅前にあった八王子営業所を市内長沼町に移転しました。これと同時に、多摩ニュータウン西部地区の輸送に対処するため、南大沢に八王子営業所南大沢支所を開所しました。

ノンステップバスの登場

ノンステップバスの登場

 「分かりやすく、乗りやすく、安全で気持ち良いバス」づくりを推進するなかで、お年寄りや身体の不自由なお客様への対応策として、1995年からワンステップの車いす用スロープ板付き超低床バスを導入しています。さらに、1998年には、ステップをなくしたノンステップバスを投入、車いす用スロープ板のほか、環境対策を考慮してアイドリングストップ機能も備え付けられています。

 一方、乗りやすさの向上を目指し、1994年に都区内地区・横浜市・川崎市を含む地域にバス共通カードが登揚しました。当社でも翌95年1月に都区内地区に、96年11月までに多摩地区の全車両に導入を完了しました。


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